大阪トヨタ自動車とは? わかりやすく解説

大阪トヨタ自動車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/13 02:26 UTC 版)

大阪トヨタ自動車株式会社
OSAKA TOYOTA Co., Ltd.
種類 株式会社
略称 大阪トヨタ
本社所在地 日本
553-0003
大阪府大阪市福島区福島5丁目17番2号
設立 1927年3月19日(豊国自動車株式会社[1]
業種 小売業
法人番号 3120001037019
事業内容 自動車販売事業全般
代表者 勝間 敬浩(代表取締役副社長)
資本金 3000万円(2020年11月6日時点で在阪トヨタ系ディーラーでは最下)
売上高 859億7800万円(2020年03月31日時点)[2]
営業利益 6億7200万円(2020年03月31日時点)[2]
経常利益 12億0200万円(2020年03月31日時点)[2]
純利益 9億9500万円(2020年03月31日時点)[2]
純資産 112億9700万円(2020年03月31日時点)[2]
総資産 938億7800万円(2020年03月31日時点)[2]
従業員数 1,153名(2023年4月1日現在)
主要株主 トヨタ新大阪販売ホールディングス
トヨタカローラ南海[1]
関係する人物 西山均(元社長)
外部リンク https://osaka-toyota.jp/
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大阪トヨタ自動車株式会社(おおさかトヨタじどうしゃ)は、大阪府を販売エリアとするトヨタ店ディーラーである。通称は大阪トヨタ

1927年3月、シボレー車(日本ゼネラル・モータース)を販売する豊国自動車株式会社として設立[1]。戦後、トヨタ自動車販売(当時)のトヨペット店展開の際に大阪地区の特約店となり、商号を大阪トヨペット販売に変更した[1]

大阪と東京の大都市部においてトヨタは日産などに対抗できる有力ディーラーを確保出来なかったため、やむを得ず100%出資子会社のディーラーとして展開した中の一つである。

2006年8月8日に「大阪トヨペット株式会社」から社名を変更。逆に2006年8月7日まで現在の大阪トヨペットが「大阪トヨタ自動車株式会社」という社名であった(社名を交換した経緯については後述)。

2021年、トヨタ自動車はディーラーの地場資本化を進めるなかで保有している大阪トヨタの株式をトヨタ新大阪販売ホールディングスとトヨタカローラ南海に譲渡[1]。レクサス事業については大阪トヨペットへ移管した。

2024年、大阪トヨタは2025年1月1日をもって、大阪府下北部エリアと南部エリアにおける事業を分社化(本分社化)することを決定[3]、北部エリアは大阪トヨタNorthへ、南部エリアは大阪トヨタSouthへそれぞれ移管した。なお、North・Southの両社とも本社・本店の所在地はNorthと同じであるため、本項では併せて扱う。

沿革

  • 1927年 - 豊国自動車株式会社として設立[1]
  • 1956年 ‐ 大阪トヨペット販売株式会社に商号変更[1]
  • 1957年 - 大阪トヨペット株式会社に商号変更[1]
  • 1963年 - それまでの日本通運グループから、トヨタ自動車の直営会社となる[1]
  • 1992年 - DUO店開設。
  • 2005年 - レクサス店開設。
  • 2006年 - 大阪トヨタ自動車株式会社に商号変更[1]
  • 2021年
    • 1月 - 地場資本化により株主がトヨタ新大阪販売ホールディングス及びトヨタカローラ南海となる[1]。また、レクサス事業は大阪トヨペット[4]へ譲渡。
  • 2022年 - 子会社である大阪トヨタ商事株式会社を吸収合併。

事業所

大阪トヨタNorthの新車取扱店(トヨタ店)
大阪トヨタSouthの新車取扱店(トヨタ店)
大阪トヨタNouthの中古車取扱店
  • U-MEGALAND十三
    • 大阪市淀川区野中北1-3-17

現在の取り扱い車種

2020年5月現在

  • ★が付与された車種は専売車種
  • ☆が付与された車種は2020年4月30日以前は専売車種扱いで、同年5月1日より全てのトヨタ車両販売店の取扱に移行した車種
  • ◎が付与された車種は2020年5月1日の全車種併売化に伴って取扱を開始した車種
  • ◇が付与された車種は2020年4月30日以前は大阪地区においては大阪トヨペットでの取扱だった車種
  • ×が付与された車種は全車種併売化の対象外となる車種


ハイメディック、トヨタ救急車は大阪トヨペットで取り扱う。

過去の取り扱い車種

その他

大阪地区では2006年の社名変更までトヨタ店とトヨペット店の取り扱い車種が逆転した形で販売されていた。これは1950年代のトヨペット店新設・分派の際、トヨタ店がクラウン乗用車を、トヨペット店がクラウンの商業車「マスターライン」を扱う「たすき掛け方式」販売に逆行し、旧・大阪トヨタの社長が堅牢でタクシー車として人気のあったマスターラインに執着し同車の販売権を獲得。逆に新設のトヨペット店(旧・豊国自動車)が本来はトヨタ店の扱うクラウン乗用車の販売権を獲得したことに由来する[6]。その後、販売実態に合わせる形で双方が社名を交換することで逆転状態は解消された。

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k 大阪トヨタ自動車 会社概要”. 2021年2月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 大阪トヨタ自動車株式会社 第141期決算公告
  3. ^ 社名変更及びエリア別分社化に関するお知らせ”. 大阪トヨタ自動車株式会社 (2024年1月). 2024年11月16日閲覧。
  4. ^ 初代の大阪トヨタ自動車
  5. ^ 初代は旧大阪トヨペット、すなわち現在の大阪トヨタでの専売だった。2代目から旧大阪トヨタ(現・大阪トヨペット)でも取り扱われ、3代目以降はトヨタ全系列店での併売となった。
  6. ^ 100万台への道そして新たな挑戦 大阪トヨペット70年史 第2章混迷のなかで 大阪では異例の車種配分 - 大阪トヨペット(1997年)

関連項目

外部リンク


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