武器・兵力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/12 15:19 UTC 版)
「国家魔導最終兵器少女アーク・ロウ」の記事における「武器・兵力」の解説
魔導技術 この世界における技術の一つ。魔術とも呼ばれる。フレアリアでは魔術を使えるのと使えないのとで将来が大きく左右される。 魔術を使用するには発動させるための魔法陣を描く必要がある。魔法陣を描くにはまず円陣を作り、その内側に精霊語で魔術の属性や効果、威力など様々な術式を記述し、発動方法もこの時に設定する。記述に不備があると魔術は暴発するか発動すらしなくなる。発動方法は一定の条件下で発動するような設定も可能だが、一般的には自分で発動のタイミングを調整できる音声発動式を用いる。 正確かつすばやく魔法陣を描くということはとても難しく、円陣が少しでも歪んでいると魔力は散逸してしまう。また魔術には難解な精霊語を暗記しそれを状況に応じて記述できる能力が求められる。そのため最初はひたすらに真円を描く練習を積み重ねたり、精霊語の暗記から始まる。学生の魔術戦はほとんどが先に魔術を描き終えた人の攻撃によって一瞬で終わることが多く、序列下位になるとどちらも魔術を完成させることができずグダグダとなることも多い。 魔術は攻撃魔術や防御魔術、結界魔術、更に一般には公開されていない軍用の諜報魔術など様々な種類がある。 虚神(ゴーレム) エルファレスが開発した兵器の一つ。はるか昔にこの大陸を支配していた巨神たちの神骸を人間が動かせるようにした。巨大なうえに魔術が効かないため、魔導士を主力としているフレアリアにとっては脅威となっている兵器でもある。 虚神は魔導士に神骸の一部を埋め込み魔力回路を無理やり繋ぐことで、その者を息絶えた巨神の心臓に代わる命主(マスター)とする。そうして空っぽの亡骸は新たな心臓の意志に従って動くようになる。移植された神骸とうまく適合しなかったり、虚神を動かせるだけの魔力が無い場合、命主は死亡する可能性が高い。 虚人(ドーレム) フレアリアが虚神に対抗するべく開発を進めている兵器。本質的には虚神と同じだが、命主に適合する素質が求められることなく虚人側が命主に合わせて魔力回路をフォーマットするのが大きな違いとなっている。 虚神と比べると小さな体だが性能は虚神に劣らず、命主は虚術を使用できるようになると言われている。虚人は戦闘時に神骸細胞を活性化させることで絶大な力を発揮するが魔力を大量に消費し、充填した魔力を使い切ってしまうと虚人は動くことができなくなってしまう。全力で戦えるのは半刻が限度であると推測されているが、途中で命主が魔力を補給すれば稼働時間は延びる。しかし命主の魔力枯渇は虚人の生死にかかわるため、命主は魔力の無駄遣いを極力避け、引き際も見極める能力が求められる。神骸細胞が活性化していない待機中の状態であっても人間より圧倒的に強く、魔力は一切効かないうえに身体能力も非常に高い。物理防御力は脆くなっているが、傷ついても即死のような攻撃でなければ魔力のある限り再生することができる。なお、神骸細胞の活性化率には一定の上限が設けられている。規定のコードを用いて解除をすれば、巨神に限りなく近い存在となり神域の力を使用することができる。ただしそれに伴う魔力の量も格段に増えるため、下手をすると命主の魔力は根こそぎ奪いつくされ虚人共々死に至ることがある。 フレアリアが完成にこぎつけた虚人は現時点でスピネルのみである。 戦略級魔導士 フレアリアで活躍する特殊な魔導士。虚神をもたないフレアリアが国を維持できているのは何人もの戦略級魔導士を有しているためである。活躍している魔導士の数は公表されていないが十人に満たない。魔導士が全て殺されてしまうとエルファレスをはじめとする周辺諸国は躊躇いなく国土を奪いにくるとされており、その存在は国家を護るうえで非常に大きい。魔導士が本領を発揮するのは遠距離広域戦闘だが、接近戦においても彼らの魔術は他を圧倒する。 魔導士になれる条件はただ一つ、国を滅ぼしうる大量破壊魔術を使用できるか否かで決まる。ミラは戦略級魔導士のなかで最弱であるが屋敷を壊すことは造作もない。 神代魔導具(アーティファクト) 魔導具の一つ。巨神たちが存在した時代に作られた遺物で、現在の魔導技術では再現することができない国宝級の代物。カリバーン家に代々受け継がれており、虚神が作られるまではこの聖剣がエルファレスの切り札となっていた。魔力を吸収、解放することができる。
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