構成物件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 01:49 UTC 版)
いわゆる辰野式建築に分類される赤レンガ造の建築で、竣工は1908年。公式には、八角形平面を見せる入口部分にあたる八角堂(八角楼)とそこから続くラテン十字形の十字楼で構成される建築、さらに周囲の広場をあわせて西門紅楼としている。八角形の建物ばかりがクローズアップされがちであるが、公式には十字楼が本体とされている。 先述のとおり、縁起をかついだ八卦から着想したプランをもつ八角堂の外観は、赤レンガの壁にコンクリート造の帯が付されたもので、壁体を支えるバットレスも見られる。二階の各辺の窓は半円アーチをもつ窓を中央に、左右は長方形の窓が配されている。屋根部分に張り出した明かり取りの窓(老虎窗)は下心アーチをもつ。現在の内部の利用形態を挙げると、八角堂の一階部分はインフォメーションカウンター、カフェ、土産物屋があり、周囲には西門紅楼が完成してから現在にいたるまでの各自代の文物が展示されている。二階部分が劇場で、映画、ライブ、演劇などに利用されている。高さ6メートルの天井は鉄骨むき出しで、日本製の鉄骨が用いられたという。 1997年に火災に遭い2002年に修復された十字楼の外観は純粋な赤レンガ壁であり、これもバットレスを持つが白帯はない。内部は小さなショップが16軒テナントとして入っている(2010年1月21日現在)。 これらふたつの平面がひとつになった形態をもって「このようなデザインはこれまでになく、そのあとも見ない、東洋と西洋の建築史上で初めての壮挙」としている。 駅から西門紅楼へ着くとすぐの北側広場は、土日になると市場が立ったり、記者会見やアイドルの新曲発表会といった各種のイベントで利用される。一方の南側広場は夜になると露店の飲み屋街になる。ゲイバー的な側面もあるという。
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構成物件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 13:51 UTC 版)
日本統治時代に起源をもつ2階建ての白亜の洋館が、本体である旧大使館邸。敷地内にはほかに日本風の庭園や、ミニシアター(光點電影院)もある。ミニシアターのデザインは現代的と評されるもの。 本体たる旧大使館邸の外観は旧来のものを残すが、内装・調度品は侯孝賢により現代風にプロデュースされている。入り口はポーチを持ち、内部へ入ると吹き抜けになっている。吹き抜けから見える2階部分の天井には映画シーンの巨大な写真が貼られており、階段部分には液晶パネルが配置されているという状態。1階入って右手は映画グッズや雑貨を販売する土産店の光點生活、左手はカフェレストランの珈琲時光が入っている。カフェは元応接室だった部分で、柱列のあいだを全面ガラス張りにした開放的なスペースとなっている。すぐ外の庭はオープンカフェとしていくつかのテーブルが置かれている。2階は紅氣球という店名のカフェバー・映画サロン。ちなみに『珈琲時光』と『紅氣球』という名称は、プロデューサー侯孝賢による映画作品の題名から採られている。
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