松尾傳蔵とは? わかりやすく解説

松尾伝蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 05:59 UTC 版)

松尾 伝蔵(まつお でんぞう、1872年9月18日明治5年8月16日) - 1936年昭和11年)2月26日)は、日本陸軍軍人陸士6期。最終階級は陸軍歩兵大佐位階および勲等従四位勲三等


注釈

  1. ^ 帝国陸軍将校・同相当官は終身官であったため、現役から予備役・後備役・退役となっても、松尾が陸軍歩兵大佐であることは変わりない。
  2. ^ 建物としては現在の首相公邸
  3. ^ a b 松尾の最期の様子を手記に記し、栗原安秀の命令で松尾に止めをさした反乱部隊の上等兵は、出典には実名が記載されている。
  4. ^ 『岡田啓介回顧録』には「わたしの夏の背広姿の写真」とあるが[4]、これは岡田の思い違いであり[7]、1935年(昭和10年)の夏に[7]、ドイツ人画家のエルンスト・リネンカンプが描いた素描の肖像画であった[7]。リネンカンプが、白い麻の背広を着た岡田をスケッチしている様子を撮った写真が、岡田貞寛『父と私の二・二六事件』 光人社〈光人社NF文庫〉、1998年、[要ページ番号]に掲載されている。
  5. ^ 肖像画は、1935年(昭和10年)の夏に、ドイツ人画家のエルンスト・リネンカンプが描いた素描であり、正面ではなく斜めから描いてあり、外国人の描いたものゆえ、あまり岡田に似ていず、首実検に使うには不適切なものであった[7]

出典

  1. ^ a b 偉人コーナー - 松尾伝蔵”. 福井市旭小学校. 2019年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月13日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 岡田啓介 松尾伝蔵 物語”. 福井市旭小学校. 2019年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月13日閲覧。
  3. ^ a b c 岡田貞寛 1998, 巻頭 「岡田、松尾、迫水関係 二・二六事件系譜」
  4. ^ a b c d e f g h i j 岡田啓介 1987, pp. 157–163, 二・二六事件の突発-義弟松尾の最期
  5. ^ a b 岡田貞寛 1998, pp. 21–30, 第一部 首相官邸襲撃-「貴様のお父さんが亡くなられた」
  6. ^ a b c d e 岡田貞寛 1989, pp. 20–40, 第一部 - 首相官邸襲撃 - 「軍隊が来たのならもう致し方がないじゃないか」
  7. ^ a b c d 岡田貞寛 1998, pp. 30–56, 第一部 首相官邸襲撃-「軍隊が来たのならもう致し方がないじゃないか」
  8. ^ a b 岡田啓介、松尾傳蔵像移設”. 福井県議会議員 西本恵一 公式サイト (2016年10月27日). 2019年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月13日閲覧。
  9. ^ a b c 岡田啓介像・松尾傳蔵像お披露目式 知事あいさつ”. 福井県 (2016年10月27日). 2019年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月13日閲覧。
  10. ^ 『官報』第3717号「叙任及辞令」1895年11月16日。
  11. ^ 『官報』第4341号「叙任及辞令」1897年12月18日。
  12. ^ a b c 『官報』第2747号「叙任及辞令」1936年3月2日。
  13. ^ 毎日新聞2019年5月6日朝刊p5「悼む」
  14. ^ 天皇を「わが友」と呼んだジャーナリストがいた(伊藤 智永)”. 現代新書. 講談社 (2019年4月17日). 2021年12月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月15日閲覧。
  15. ^ 秦 2005, p. 148, 第1部 主要陸海軍人の履歴-陸軍-松尾伝蔵


「松尾伝蔵」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「松尾傳蔵」の関連用語

松尾傳蔵のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



松尾傳蔵のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの松尾伝蔵 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS