歩兵第1連隊とは? わかりやすく解説

歩兵第1連隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/22 15:19 UTC 版)

歩兵第1連隊
創設 1874年
廃止 1945年
所属政体 大日本帝国
所属組織  大日本帝国陸軍
編制単位 連隊
兵科 歩兵
所在地 東京府赤坂檜町
東京府東京市赤坂区
東京都赤坂区(檜町駐屯地
(現・東京都港区
編成地 東京府赤坂檜町
通称号/略称 玉5914
愛称 頭号連隊 歩一
補充担任 麻布連隊区 - 東京連隊区
上級単位 東京鎮台 - 第1師団
最終位置 フィリピンセブ島
(現・ フィリピン共和国セブ州
戦歴 西南戦争
田原坂の戦い城山の戦い
日清戦争
旅順口の戦い/遼河平原の戦い]
日露戦争
旅順攻囲戦奉天会戦
日ソ国境紛争
乾岔子島事件ノモンハン事件
大東亜戦争第二次世界大戦
フィリピンの戦いレイテ島の戦い
特記事項 二・二六事件
[反乱兵決起]
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歩兵第1連隊(ほへいだい1れんたい、歩兵第一聯隊旧字体步兵第一聯隊󠄁))は、大日本帝国陸軍連隊のひとつ。

東京府東京市赤坂区東京都赤坂区を経て現・港区)の檜町駐屯地を本拠とした。檜町駐屯地は主権回復後1960年昭和35年)から2000年平成12年)まで防衛庁(現・防衛省)本庁が置かれ、市ヶ谷駐屯地に移った後は再開発されて東京ミッドタウンとなった。

沿革

1874年明治7年)1月、最初の歩兵連隊として東京府赤坂檜町(現・東京都港区赤坂)で編成され[1]東京鎮台に属した[2]。1888年(明治21年)に鎮台が廃止され師団制が布かれると、第1師団に属した。

歴代連隊長

歴代の連隊長
(特記ない限り陸軍大佐
氏名 在任期間 備考
1 長谷川好道 1873.5.14 - 心得(少佐)、1873.11.中佐
2 乃木希典 1878.1.26 - 中佐、1880.4.大佐
3 山沢静吾 1883.2.12 - 1884.2.13
4 立見尚文 1884.2.14 - 中佐
5 井上光 1885.5.26 - 中佐、1888.11.大佐
6 比志島義輝 1889.9.11 -
7 隠岐重節 1892.9.8 - 中佐、1894.12.大佐
8 斎藤太郎 1895.12.26 - 1901.11.3 中佐、1897.10.大佐
9 丸井政亜 1901.11.3 - 1903.1.13
10 小原正恒 1903.1.13 - 中佐、1903.12.大佐
11 寺田錫類 1904.5.26 - 中佐
12 生田目新 1904.12.13 - 中佐
13 小原正恒 1906.3.14 - 1907.5.7
14 宇都宮太郎 1907.5.7 - 1908.12.21
15 与倉喜平 1908.12.21 - 1912.3.5
16 朝久野勘十郎 1912.3.5 - 1913.8.31
17 市瀬敬三郎 1913.8.31 - 1916.8.18
18 天野邦太郎 1916.8.18 -
19 小泉六一 1918.3.13 -
20 松本五左衛門 1919.4.15 -

大佐

21 岩倉正雄 1923.8.6 -
22 末松茂治 1924.8.20 -
23 服部兵次郎 1927.7.26 -
24 東條英機 1929.8.1 -
25 篠塚義男 1931.8.1 - 1932.8.8[3]
26 渡久雄 1932.8.8 -
27 本間雅晴 1933.8.1 -
28 小藤恵 1935.8.1 - 1936.3.28[4]
29 牛島満 1936.3.28 -
30 十川次郎 1937.3.1 -
31 柳田元三 1938.7.15 -
32 後藤光蔵 1939.8.1 -
33 浅見敏彦 1940.7.1 -
揚田虎巳 1942.8.1 -

脚注

  1. ^ 遠藤芳信 2004, p. 77.
  2. ^ 公文別録(陸軍省衆規渕鑑抜粋)第11巻、「歩兵第一聯隊ヲ東京鎮台ノ管轄ト定ム」。
  3. ^ 『官報』第1683号、昭和7年8月9日。
  4. ^ 『官報』第2770号、昭和11年3月30日。

参考文献

関連文献

  • 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。

関連項目


歩兵第1連隊

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二・二六事件」の記事における「歩兵第1連隊」の解説

連隊長は、1936年昭和11年3月28日に、小藤恵大佐から牛島満大佐交代小藤大佐同年7月10日予備役編入

※この「歩兵第1連隊」の解説は、「二・二六事件」の解説の一部です。
「歩兵第1連隊」を含む「二・二六事件」の記事については、「二・二六事件」の概要を参照ください。

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