乾岔子島事件とは? わかりやすく解説

乾岔子島事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/06 01:49 UTC 版)

乾岔子島事件(かんちゃずとうじけん)は、1937年昭和12年、康徳4年)6月19日黒竜江(アムール川)流域における黒河下流の乾岔子と金阿穆河(ちんあむほう)両島で起きた[1]ソビエト連邦満州国間の国境紛争である[2]。実質的には日ソ国境紛争であった。


  1. ^ 外務省 1937 p.18
  2. ^ a b c d e f 『東京朝日新聞』1937年6月27日付朝刊 3面
  3. ^ 外務省 1937 pp.21-22
  4. ^ 外務省 1937 p.22
  5. ^ 外務省 1937 pp.24-25
  6. ^ 外務省 1937 p.25
  7. ^ 特に事件の直前にはソ連の国内不安を和らげるためにソ連の国民の関心を対外問題にそらすことを意図して国境紛争による緊張を高めているかのごとく観測されていた(『東京朝日新聞』1937年6月27日付朝刊 3面)
  8. ^ 外務省 1937 pp.18-20
  9. ^ a b 外務省 1937 p.20
  10. ^ 外務省 1937 pp.20-21
  11. ^ 外務省 1937 p.21
  12. ^ 『東京朝日新聞』1937年7月5日付朝刊 3面
  13. ^ a b 『東京朝日新聞』1937年6月28日付朝刊 2面
  14. ^ 『東京朝日新聞』1937年6月29日付朝刊 2面
  15. ^ a b 『東京朝日新聞』1937年7月1日付朝刊 2面


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乾岔子島事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 17:18 UTC 版)

日ソ国境紛争」の記事における「乾岔子島事件」の解説

詳細は「乾岔子島事件」を参照 1937年昭和12年6月から7月に、ソ満国境アムール川に浮かぶ乾岔子(カンチャーズ)島周辺で、日ソ両軍紛争起きたアムール川国境アイグン条約によって全ての島がロシア帝国領と定められていたが、水路協定では航路が乾岔子島よりソ連領側に設定され国際法原則居住実態からも日満側は同島を満州国領とみなしていた。ソ満間の水路協定改定交渉前年決裂しており、ソ連は、1937年5月水路協定破棄通告した6月19日ソ連兵60名が乾岔子島などに上陸し居住していた満州国人を退去させた。これに対して日本陸軍参謀本部関東軍出動命じたが、石原莞爾少将進言などにより、6月29日作戦中止命じた同日外交交渉によってソ連軍撤収約束された。 ところが、6月30日ソ連軍砲艇3隻が乾岔子島の満州国側に新たに進出したため、日本第1師団攻撃開始し、1隻を撃沈した。再び現場緊迫したが、それ以上戦闘はならず7月2日ソ連軍撤収した

※この「乾岔子島事件」の解説は、「日ソ国境紛争」の解説の一部です。
「乾岔子島事件」を含む「日ソ国境紛争」の記事については、「日ソ国境紛争」の概要を参照ください。

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