小浜藩台場跡
松ヶ瀬台場跡
鋸崎台場跡
松ヶ瀬台場跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 14:33 UTC 版)
松ヶ瀬台場跡地図 松ヶ瀬台場は小浜湾の湾口部にあたり異国船の侵入監視には絶好の立地で、2ヵ所(1号台場跡、2号台場跡)の台場跡がある。1号台場跡は海に向かって横に並ぶ土塁6基と土塁に挟まれた5か所の砲眼があり、全長は約50メートルになる。2号台場跡は1号台場跡より海側にあり直径約80メートル、高さ2.2~2.4メートル、幅約14メートルの半円形の土塁で構築されている。その土塁の内側中央部には、回転式の大砲を設置したと思われる半円形の砲座1基、その両側には固定式の大砲を設置したと思われる方形砲座が2基ずつ配置されている。また土塁両端部には火薬庫として使用されたと思われる焼紅弾室跡がある。 この台場は赤礁崎オートキャンプ場内にあり、キャンプ場整備に伴い福井県によって遺構調査が行われたのが最初で、1994年から当時の大飯町教育委員会により鋸崎台場も含めて発掘調査を実施、2001年に国の史跡に指定された。2号台場は復元され2基の大砲のレプリカが設置されている。なお台場跡を見学するためには赤礁崎オートキャンプ場の入門口から許可を得て場内に入るか、専用の「松ヶ瀬台場跡出入口」から入る必要がある。 松ケ瀬台場跡への出入口 1号台場跡 2号台場(向かいの山は内外海半島) 2号台場の方形砲座と大砲(レプリカ) 2号台場の半円形砲座と大砲(レプリカ) 2号台場の焼紅弾薬室(復元)
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