小瀬ヶ沢洞窟
小瀬ヶ沢洞窟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/04 16:21 UTC 版)
小瀬ヶ沢洞窟 | |
![]() 小瀬ヶ沢洞窟 | |
所在地 |
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歴史 | |
時代 | 縄文時代 |
小瀬ヶ沢洞窟(こぜがさわどうくつ)は、新潟県阿賀町七谷にある縄文時代草創期の洞窟遺跡である。1982年12月3日、国史跡に指定された[1]。
概要
洞窟の標高は約200 m、規模は入り口幅約1.5 m、奥行き約7 mである[2]。室谷川左岸にあり、流紋岩の崖面に生じた亀裂が利用された[2]。1958年から1959年にかけて内部が発掘され、縄文時代初期の縄文土器や石器、尖頭器、石鏃などの狩猟道具が数多く発見された[3]。それらの遺物には、シベリア東部の沿海地方との関連があるものもある[2]。遺物には多くの剥片(石器の製造中に発生した石くず)が含まれており、この場所がそのような工具の生産拠点であったことを意味する[2]。
脚注
関連項目
外部リンク
- 小瀬ヶ沢洞窟 - 阿賀町観光協会
- にいがた観光ナビ:小瀬ヶ沢洞窟 - 新潟県観光協会
- 信濃川・阿賀野川流域の先史文化 - アーバンクボタ
- 小瀬ヶ沢洞窟のページへのリンク