月刊誌時代(1978年-2000年)
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「ライフ (雑誌)」の記事における「月刊誌時代(1978年-2000年)」の解説
1978年10 月号より『ライフ』は月刊誌として復刊され、ロゴマークも変更された。赤い長方形に白い文字であることに変わりはないが、文字が太くなり、文字の間隔が短くなり、赤い長方形も小さくなった。 『ライフ』はその後22年間、一般向けのニュース特集誌として発行が続けられ、中程度の成功を収めた。1986年には、グラフ誌としての創刊から50周年を記念して、1936年以降の『ライフ』の全表紙(1970年代の6年間の休刊期間中の特別号を含む)を掲載した特別号が発行された。この時代の発行部数は150万部を超えていた。1986年の1冊の価格は2.50ドル(2019年の物価換算で5.83ドル)だった。当時の出版者はチャールズ・ウィッティンガム、編集者はフィリップ・クンハルトだった。1991年、『ライフ』は湾岸戦争に特派員を派遣し、特別号を発行した。週刊『Life in Time of War』は、湾岸戦争中に4号発行された。 その後、経営状況が再び悪化し、1993年7月号から雑誌のページ数が減らされた。また、この号からロゴマークが週刊誌時代のものに戻された。 『ライフ』は、広告主にとってより魅力的なものにするために、広告の価格を34%値下げした。同誌は1993年7月、広告主への発行部数保証を170万部から150万部に12%削減した。この時代の出版者はノラ・マクアニフとエドワード・マッカリック、編集者はダニエル・オクレント(英語版)だった。『ライフ』は初めて、タイム社の姉妹誌『フォーチュン』と同じトリムサイズになった。 1999年、同誌は財政的に苦境に立たされていたが、それでも20世紀を締めくくるリストを作成してニュースになった。『ライフ』の編集者は、「この1000年で最も重要な出来事」をランク付けした。このリストは、西洋の業績に焦点を当てすぎているとして批判された。また、「この1000年で最も重要な100人」のリストを発表した。このリストもまた、西洋に焦点を当てすぎていると批判された。トーマス・エジソンを1位としたことについては、内燃機関、自動車、発電機など、エジソンの発明よりもより社会に大きな影響を与えた発明があると批判された。また、アメリカ国外ではほとんど知られていないようなアメリカ人が多数入っていることも批判された。 2000年3月、タイム社は5月号をもって『ライフ』の定期刊行を打ち切ると発表した。 「それは私達にとって悲しい日でした。」タイム社の会長兼最高責任者であるドン・ローガン(英語版)はCNNfn.comでこう語った。「いまだ黒字だった」と同氏は述べ、『ライフ』は月刊発行部数約150万部を維持するための支出が増えていると指摘した。「『ライフ』は元々一般的な関心事を扱う雑誌で、生まれ変わって以来、市場でのポジションを見つけるのに苦労してきた」とローガンは語った。 1936年、ヘンリー・ルースの下での創刊号では、「ジョージ・ストーリー」(George Story)という名前の(架空の)赤ちゃんが特集され、"Life Begins"(人生(『ライフ』)が始まった)という見出しが付けられていた。『ライフ』ではその後も、ジョージ・ストーリーが結婚し、子供が産まれ、ジャーナリストとしてのキャリアを重ね、市長となり、引退してハワイで余生を過ごす様子が掲載されてきた。2000年3月にタイム社が『ライフ』の休刊を発表した後、ジョージ・ストーリーは2000年4月4日に心不全で亡くなった。『ライフ』の最終号(2000年5月号)では、"A Life Ends"(人生(『ライフ』)が終わった)というタイトルで、彼の物語と、それが長年にわたって『ライフ』誌とどのように絡み合ってきたかを特集していた。 タイム社の幹部は、広告の売れ行きが悪いことや、雑誌の定期購読権を販売するには厳しい環境であることを挙げつつ、2000年に『ライフ』を休刊した主な理由は、その年に発売された『リアルシンプル(英語版)』などの他の雑誌にリソースを割くためであったと述べている。その後、親会社であるタイム・ワーナー社は、AOLとの1840億ドルの企業合併を発表し、2001年1月には史上最大規模の合併が確定した。 2001年、タイム・ワーナー社は『ライフ』誌の特別版の発行を開始し、2001年のアメリカ同時多発テロや聖地などの話題を扱った。これらの号は厚めの紙に印刷されており、雑誌というよりはソフトカバーの本のようなものだった。
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月刊誌時代
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詳細は「スウェーデン語版」を参照 雑誌『Månadsjournalen』(1980年 - 2002年)は1980年に姉妹誌の『Vecko-Journalen』の廃刊にともなって編集部を引き継いだ。版元は Åhlén&Åkerlund。後に改称を重ね『Bonnier Månadstidningar』(月刊新聞)、『Bonnier Specialtidningsförlag』(ボニエ特別新聞)を経て『BonnierTidskrifter』(ボニエマガジン)に変更して終刊を迎える。
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