タイム・ワーナー(NYSE:TWX)
住所: | 1 Time Warner CenterNew York, NY 10019United States |
電話: | 1- (212) 484-8000 |
FAX: | 1- (212) 489-6183 |
ウェブサイト: | http://www.timewarner.com |
業種: | サービス |
業界: | 放送 |
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ワーナーメディア
(タイム・ワーナー から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/23 11:10 UTC 版)
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30 ハドソン・ヤードの本社
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商号
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WarnerMedia |
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以前の社名
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元の種類
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子会社 |
業種 | マスメディア 娯楽 |
その後 | スピンオフ制度を活用して、ディスカバリーと合併 |
前身 |
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後継 | ワーナー・ブラザース・ディスカバリー |
設立 | 1972年2月10日 |
創業者 |
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解散 | 2022年4月8日 |
本社 | ![]() |
事業地域
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世界中 |
主要人物
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ブランド |
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売上高 | ![]() |
営業利益
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従業員数
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25,600 (2015年) ![]() |
親会社 |
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部門 |
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ウェブサイト | www |
脚注 / 出典 [1][2][3][4][5] |
ワーナーメディア(Warner Media, LLC)は、かつてのアメリカ合衆国の多国籍マスメディア・エンターテイメント複合企業。ニューヨークの30 ハドソン・ヤードに本社を置いていた。
1990年に タイムとワーナー・コミュニケーションズの合併によりタイム・ワーナー(Time Warner)として設立された。2022年にディスカバリーと合併し、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとなった。
映画、テレビ、ケーブル事業を展開し、その資産には、ワーナーメディア・スタジオ&ネットワーク(ターナー・エンターテイメント・ネットワークス、HBO、シネマックスのエンタテインメント資産、およびワーナー・ブラザース・エンターテイメント)、ワーナーメディア・ニュース&スポーツ(CNN、ターナースポーツ、AT&Tスポーツネット、ターナー・ブロードキャスティングのニュースおよびスポーツ関連資産)、ワーナーメディア・セールス・アンド・ディストリビューション(デジタルメディア会社オッター・メディア)、ワーナーメディア・ダイレクト(ストリーミングサービスHBO Max)などが含まれた。
歴史

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この節に雑多な内容が羅列されています。
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- 1923年 - ワーナー・ブラザースが設立される。
- 1923年 - タイム誌が創刊される。
- 1967年 - セヴン・アーツ・プロダクションズがワーナー・ブラザースを買収。
- 1969年 - 駐車場・ビルディング・葬儀サービスの複合企業「キニー・サービス」がワーナー・ブラザース=セヴン・アーツを買収。
- 1972年 - 駐車場での価格決定を伴う金融スキャンダルのため非エンターテインメント資産をナショナルキニーコーポレーションとして独立させ、キニー・サービスがワーナー・コミュニケーションズと改名[6]。
- 1989年 - クオンタム・コンピューティング・サービス社がAOLサービスを開始。
- 1989年3月4日 - タイム社とワーナー・コミュニケーションズの合併を発表。
- 1990年1月10日 - タイム社とワーナー・コミュニケーションズの合併が完了し、タイム・ワーナーとなる[要出典]。
- 1991年 - クオンタム・コンピューティング・サービス社がアメリカ・オンラインと改名。
- 1996年10月10日 - タイム・ワーナーがテッド・ターナーがオーナーであるターナー・ブロードキャスティング・システム(TBS, Inc.)及びその傘下のCNN等を買収。
- 2000年 - AOLのM&Aによって、AOLとタイム・ワーナーが合併し、AOLタイム・ワーナーとなる。
- 2002年 - AOLのITバブル崩壊などの影響で、AOLとの合併を解消し、社名をタイム・ワーナーに戻す。
- 2008年5月21日 - タイム・ワーナーとタイム・ワーナー・ケーブル社が分離に同意。
- 2009年2月19日 - タイム・ワーナーがタイム・ワーナー・ケーブル社の分離・スピンオフを完了。
- 2009年5月 - タイム・ワーナーがAOL部門の分離・スピンオフを決定。
- 2009年12月9日 - AOLとの正式に合併を解消した。
- 2013年3月6日 - タイム・ワーナーが独立した株式公開企業としてタイム社の売却を発表。
- 2016年10月 - 米大手通信業者AT&Tがタイム・ワーナー社に850億ドル(約8兆5000億円)の合併提案。
- 2018年6月12日 - AT&Tによる買収完了。
- 2018年6月15日 - タイム・ワーナーが社名をワーナーメディアに変更した。
- 2019年3月4日 - AT&Tは、前年に買収したタイム・ワーナー(現・ワーナーメディア)の事業再編に正式に着手し、種類の異なるネットワーク網やエンターテインメント事業を統合した[7]。
- 2020年5月27日 - 定額制動画配信サービスであるMaxのサービスを開始。
- 2022年4月8日 - スピンオフ制度を活用して、ディスカバリーチャンネルなどを運営している同業会社のディスカバリーと経営統合し、「ワーナー・ブラザース・ディスカバリー」を設立[8][9][10]。これにより、ワーナーメディアは約4年でAT&Tグループから離れることになった[11]。
ロゴの変遷
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「タイム・ワーナー」ロゴ(1990年 - 1993年)
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「タイム・ワーナー」ロゴ(1993年 - 2001年)
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「AOLタイム・ワーナー」ロゴ(2001年 - 2003年)
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「タイム・ワーナー」ロゴ(2003年 - 2018年)
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現行社名ロゴ(2018年 - 2020年)
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現行社名ロゴ(2019年 - 2022年)
主な子会社
ワーナーメディア・ダイレクト
ワーナーメディア・スタジオ&ネットワーク
- ワーナー・ブラザース
- WB Studio Enterprises Inc. - ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ、ワーナー・ブラザース・テレビジョン・スタジオ、ワーナー・ブラザース・スタジオ・ファシリティーズの事業部門を所有
- CWテレビジョンネットワーク(CBSエンターテイメント・グループ(パラマウント・グローバル)との合弁)
- ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ・グループ
- ワーナー・ブラザース・テレビジョン・グループ
- ワーナー・ブラザース・テレビジョン・スタジオ
- ワーナー・ブラザース グローバルキッズ、ヤングアダルト&クラシック
- ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
- ワーナー・ブラザース・インタラクティブ・エンターテイメント
- ワーナー・ブラザース グローバルブランド&フランシス
- DCエンターテインメント
- DCコミックス - コミック
- DCエンターテインメント
- ホーム・ボックス・オフィス
- ターナー・エンターテイメント・ネットワークス
ワーナーメディア・ニュース&スポーツ
ワーナーメディア・インターナショナル
ワーナーメディア・セールス・アンド・ディストリビューション
手放した子会社
- アタリ → アタリゲームズ → タイムワーナーインタラクティブ - ウィリアムスに売却 → ミッドウェイゲームズ → 2009年に再びワーナーが買収
- テンゲン
- ワーナー・ミュージック・グループ - 音楽部門。2004年に投資家グループに売却。
- アトランタ・ブレーブス - MLB。2007年にリバティメディアに売却。
- ワーナー・マイカル(現・イオンエンターテイメント) - 日本のシネマコンプレックス運営会社。2013年にイオンへ売却[12]。
- タイム・ワーナー・ケーブル - 2015年にチャーター・コミュニケーションズへ売却。
- AOL(America Online)
- タイム
- 『タイム』
- 『スポーツ・イラストレイテッド』
- Crunchyroll - アニメ運営会社。AT&T運営当時はオッター・メディアの傘下だった。2021年8月にファニメーション(ソニーグループ)へ売却[13][14][15]。
- TMZ - 2021年9月13日にフォックス・コーポレーションへ売却[16]。
動画配信サービス
HBO Max(Max)
2019年7月9日(現地時間)、AT&Tの傘下でHBOの親会社であるワーナーメディアは定額制動画配信サービス「HBO Max」を2020年春に開始すると発表[17]。2020年5月27日から同サービスの提供を開始した[18][19]。HBOやTBS、カートゥーン ネットワークなどのワーナーメディアの各番組に加え、ワーナー・ブラザーズやニュー・ライン・シネマ、DCコミックスといった関連会社が制作した映画・ドラマ、本配信サービスのオリジナル番組などを配信する[18][19][20][21]。
2023年5月23日、サービスのリニューアルが行われ、名称も「Max」へと変更された[22]。
脚注
- ^ “Financial and Operational Schedules & Non-GAAP Reconciliations”. AT&T (2022年1月26日). 2022年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月27日閲覧。
- ^ Cohen, Roger (1992年12月21日). “The Creator of Time Warner, Steven J. Ross, Is Dead at 65”. The New York Times 2018年4月11日閲覧。
- ^ “Time Warner Inc. Reports Fourth-Quarter and Full-Year 2017 Results (10-K)”. Time Warner (2018年2月1日). 2017年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月5日閲覧。
- ^ “AT&T Corporate Profile”. about.att.com. 2021年11月13日閲覧。
- ^ “Business Units | WarnerMedia”. www.warnermediagroup.com. 2019年4月25日閲覧。
- ^ “BEGIN PRIVACY-ENHANCED MESSAGE”. 2020年8月2日閲覧。
- ^ “米AT&T、ワーナー・メディアの事業再編に着手”. WSJ (2019年3月5日). 2019年3月24日閲覧。
- ^ “AT&Tがメディア事業スピンオフ、ディスカバリーと資産統合へ”. Bloomberg.com (2021年5月17日). 2021年5月22日閲覧。
- ^ “米メディア大手2社統合へ ワーナーとディスカバリー”. 共同通信 (2021年5月17日). 2021年5月17日閲覧。
- ^ “米CNNテレビ、有料配信終了へ 開始後わずか1カ月”. 共同通信 (2022年4月22日). 2022年4月26日閲覧。
- ^ “AT&Tが「ワーナーメディア」切り離し、ディスカバリーと統合…ネットフリックスなどに対抗”. 読売新聞 (2021年5月17日). 2021年5月22日閲覧。
- ^ “イオン、ワーナー・マイカル完全子会社化を発表”. 日本経済新聞 (2012年12月19日). 2025年3月31日閲覧。
- ^ “ソニー、米アニメ運営会社を約1222億円で買収-エンタメ関連強化”. Bloomberg.com (2020年12月10日). 2020年12月10日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2020年12月10日). “ソニー 米 通信大手AT&Tが展開のアニメ配信事業を買収で合意”. NHKニュース. 2020年12月10日閲覧。
- ^ “ソニー、海外アニメ配信「Crunchyroll」買収完了。約1,300億円”. AV Watch (2021年8月10日). 2021年9月18日閲覧。
- ^ “FOXが娯楽メディアTMZを買収、「ゴシップネタ」の収益を強化へ”. Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) (2021年9月16日). 2021年9月16日閲覧。
- ^ “WarnerMedia、定額動画サービス「HBO Max」を来春立ち上げ”. ITmedia (2019年7月11日). 2020年5月28日閲覧。
- ^ a b “ワーナー、米で新動画配信 スタジオジブリ作品が目玉に”. 共同通信 (2020年5月28日). 2020年5月28日閲覧。
- ^ a b “WarnerMediaの定額動画サービス「HBO Max」スタート Apple TVやPS4にも対応”. ITmedia (2020年5月28日). 2020年5月28日閲覧。
- ^ “新たな動画配信サービス「HBO Max」、5月27日に米国で開始へ”. CNET Japan (2020年4月22日). 2020年5月2日閲覧。
- ^ “米国株市場“2番底”の可能性はあるのか 動画配信銘柄は好調”. 日刊ゲンダイ. p. 2 (2020年4月28日). 2020年5月2日閲覧。
- ^ “Warner Bros. Discovery Unveils Max Streaming Service, Launching May 23” (英語). Warner Bros. Discovery (2023年4月12日). 2024年5月8日閲覧。
タイム・ワーナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 13:49 UTC 版)
「ワーナー・ブラザース」の記事における「タイム・ワーナー」の解説
1989年、派手なワーナー・コミュニケーションズと、『タイム』で有名な上流階級的な出版グループ・タイムとが統合しタイム・ワーナー(現:ワーナー・ブラザース・ディスカバリー)が誕生した。出版、映画、テレビ番組製作、レコード、ケーブルテレビを傘下に収めた152億ドルの価値を誇るマスメディア史上最大の合併 は、世界を驚かせた。 統合直後でも不安が募るタイム社内では机の前に座り笑っているロスの漫画がまわされた。彼の台詞は『俺のものは俺のもの、お前のもの(恐らくHBO)も俺のもの』だった。 1995年、タイム・ワーナーはCNN創業者テッド・ターナー率いるターナー・ブロードキャスティング・システムと合併、これによりタイム・ワーナーはターナーが持っていた1948年以前のワーナーのフィルム・ライブラリーを取り戻したほか、MGMやRKOなどの旧作のライブラリも手に入れた。一方、アタリゲームズやシックスフラッグスなどの事業は売却した。タイム・ワーナーは2000年にAOL社に買収されAOLタイム・ワーナーとなったが、その後ITバブル崩壊でAOLの資産は減少、社内の影響力も衰退し2002年、社名がタイム・ワーナーに戻された。AOLは社内の1部門となったが、2009年12月、正式に分離された。 1995年、シカゴの新聞・テレビ網グループトリビューン・カンパニーと、地上波テレビネットワークThe WBを設立、ニッチ市場であったティーンエイジャーを狙った『バフィー ~恋する十字架~』や『ドーソンズ・クリーク』などの学園ドラマでヒットを飛ばした。さらに『チャームド』『7th Heaven』などの家族向けドラマの成功でWBは脚光を浴び、『ポケットモンスター』や『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』などもヒットさせたが、三大ネットワークやそれに次ぐ躍進を見せたFOXとの差は縮まらなかった。2006年、CBSとタイム・ワーナーは、CBS傘下のUPN(United Paramount Network)とワーナー傘下のWBの両地上波ネットワークを解散して新たなネットワーク、CWテレビジョンネットワークを立ち上げた。 映画事業では、1990年代末に『ハリー・ポッター』シリーズの映画化権を買い、2001年の『ハリー・ポッターと賢者の石』以降、ドル箱シリーズとして10年間続いた。また有力な監督やプロデューサーが率いる多くの中小プロダクションと共同製作や配給を行ってきたほか、アンブリン・エンターテインメント、モーガン・クリーク・プロダクションズ(Morgan Creek Productions、現在はユニバーサル・ピクチャーズと製作)、リージェンシー・エンタープライズ(現在は20世紀フォックスと製作)、ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ、レジェンダリー・ピクチャーズ、シルバー・ピクチャーズ(ダークキャッスル・エンタテインメントはその一部)、ゲフィン・フィルム・カンパニー(The Geffen Film Company)、ラットパック=デューン・エンターテインメントなど、多数のヒットメーカーと組んで映画製作を行った。
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