暴走師団聖華天
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 22:53 UTC 版)
ほとんどが無敵の人で構成された暴走族。90年代末期に結成後、数々の抗争を勝ち抜き全日本の暴走族を統一し10万人超の規模となったが、同時期に復活した忍者の襲撃により5万人の犠牲者を出したことで文字通りの”半殺し”により解散されている。旗のシンボルは燃え盛る帝都高(テトコー)の路線図。 α/有羽汰駆(ありは たく) 元・聖華天副総長。胸元に自ら彫った「α」のナイフ傷がトレードマーク。39歳。殺島とは中学時代からの付き合い。 投資詐欺に遭って1億円の借金を作り、愛想を尽かした嫁が浮気相手と駆け落ちして自殺を考えていたところに暴走族神(ゾクガミ)からの召集を受けた。 市川から1万の仲間と共に帝都高(テトコー)への暴走を敢行し、葛西にて右龍と相対する。地獄への回数券による強化によって右龍の初撃を躱し一撃を与えるものの、逆に自らの拳を砕かれた後"不死身の電撃漢"に因って周囲の仲間諸共感電するが立ち上がり、聖華天を潰した忍者への恨みと聖華天が潰されて以降の"大人"の日々の惨めさを殺島に救われた感謝を言放しながら右龍へ殴りかかる。しかし逆に右龍により首を狩られ、青春を過ごした帝都高(テトコー)で死ねることを殺島に感謝しながら息絶えた。 Σ/師隈殴偉人(しくま ないと) 元・聖華天副総長。 左目に被さるよう自ら彫った「Σ」のナイフ傷がトレードマーク。39歳。殺島とは中学時代からの付き合い。 聖華天解散後は極道ドラフトを経て極道になるが、成果を出せず破門。現在は保険会社のダメセールスマンで、上司や同僚から馬鹿にされ罵倒される日々を送っていたが、暴走族神(ゾクガミ)からの召集を受け、直後に暴言を吐いてきた上司をボコボコにして退職する。 川口から1万の仲間と共に帝都高(テトコー)への暴走を敢行し、レインボーブリッジで左虎と相対する。背後の極道車の断面から左虎を剣豪と判断し斬りかかるも、”凍剣執刀”により左半身を切断され全身を凍結される。全身の氷を砕いて刀を杖代わりにし、聖華天が潰されて以降の"大人"の日々の惨めさを殺島に救われた感謝を言放しながら左虎へと斬りかかり、最後は左虎の手で首を狩られた。青春を過ごした帝都高(テトコー)で死ねることを殺島に感謝しながら息絶える。 Ω/逢魔賀広偉(おうまが ひろい) 元・聖華天特攻隊長。799本塁打という大記録を挙げ、国民栄誉賞授与が検討されているニューヨーク・ドンキーズ所属のメジャーリーガー。35歳。殺島達に出会ったのは小学生の時。自ら彫った左頬の「Ω」と、Ωの左の横棒から右頬まで顔を横断するナイフ傷がトレードマーク。 聖華天解散後は殺島、α、Σとは異なりスカウトを受けたものの極道にはならずブラブラしていたが、街角のテレビで見たメジャー本塁打王の王・キングに刺激を受け翌日単身渡米。野球未経験ながらトライアウトを一発パスし、現在の地位を勝ち取った。しかし、5年前に病気の少年を勇気付けるためホームランを打つという約束を交わし果たしたものの、少年がそのまま死んでしまったことで野球への情熱を失っていた。800本塁打を迎えようとしていた打席の直前、Σの国際電話で暴走族神(ゾクガミ)からの召集を知り試合を放り投げで帰国した。 松戸から1万の仲間と共に帝都高(テトコー)への暴走を敢行し、霞ヶ関の総理官邸前で惨蔵と相対する。約束をしながら亡くなった少年・ブライアンの姿に化けた惨蔵から野球への愛を取り戻すよう説得を受けるが、黄金時代(あのころ)を忘れられず拒否。決裂の末「野球への愛を取り戻した上で殺す」為に王・キングに化けた惨蔵との憧れの名選手と帝都高(テトコー)での命懸けのバッティング勝負を行いながら、いじめられっ子だった小学生の頃から殺島らに付いて行ったことで「帝都高(テトコー)での暴走」と「憧れの王・キングとのバッティング勝負」という二つの夢を叶えられたことを感謝しながら打ち合ったバットを弾き飛ばされる。惨蔵の「野球は最高じゃろう?」という一言に純真な笑みで応え、惨蔵の渾身のスイングでその首は大気圏外まで飛ばされた。
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