日本帝鬼軍本部
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柊 天利(ひいらぎ てんり) 声 - 藤原啓治 日本帝鬼軍を統べる柊家の当主。階級は元帥。49歳。「柊」の姓を持つ全ての子供達の父親。 分家のグレンを快く思っていない。体が半分、黙示録のウイルスに侵され、左腕を失っている。若い頃に恋をしたことがあるが、柊に相応しくないと、親に殺されている。 次期当主候補の暮人に対して、真昼に追いつかないことから「幻滅だ」と発言するが、自身を殺し柊家の当主となる彼に、「真昼や私より優秀だ」と人間の心のまま自身のもとまで来た事を賞賛、己が当主となる為に40人の兄妹を殺した事を告白した後、彼に柊家の当主の座を託し息絶えた。 柊家に取り憑く四鎌童子を「旧い神」と呼ぶ。首を切断されても死なないなど、人間ではなくなっているが、その原理は不明。 柊 暮人(ひいらぎ くれと) 声 - 前野智昭 日本帝鬼軍を統べる柊家の次期当主候補。階級は中将。3月31日生まれ。25歳。シノアの異母兄。鬼呪装備は刀状の「雷鳴鬼」。 冷酷かつ非道な性格であり、柊に逆らう者や不信感を抱く者には容赦せず、目的のためならば身内であっても拷問や殺害、裏切りなども躊躇しない。シノアからは「バケモノ」と評されている。吸血鬼を駆逐し、日本を中心に世界を日本帝鬼軍の管理下に置き、更に吸血鬼が存在しない楽園世界を日本に築くという野望を抱いている。 名古屋にいる貴族討伐を月鬼ノ組に託し、その間秘密裏に〈終わりのセラフ〉の実験を進め、名古屋空港にて生き残った月鬼ノ組と吸血鬼と鬼呪を生贄に未来に宿る終わりのセラフの発動・制御に成功する。しかし、同じく終わりのセラフを発動させた優一郎により倒され、優一郎を捕獲するよう命令を出すが失敗に終わる。 名古屋戦後、吸血鬼の都市を陥とし、帰還に伴って軍の3割の兵士と共に天利を討つ。天利から当主交代を宣言された後、長年柊家当主に取り憑いてきた四鎌童子に取り憑かれる。雷鳴鬼により完全には取り憑かれていないものの限界を感じ、グレン等を呼び戻す。帰還したグレンと深夜とシノアと謁見の場を設け、その力を見せることで自身の現状を伝えるが、四鎌童子がシノアに乗り移ったことで解放される。 三宮 葵(さんぐう あおい) 声 - 川澄綾子 暮人の従者。階級は大佐。25歳。名門・三宮家の長女にして三葉の実姉。三葉同様、先祖の呪いと噂されている金髪が特徴。鬼呪装備は刀状の「地字竜」。 暮人の従者に選ばれる程の実力、己を犠牲にする献身性、利発的で冷静な状況判断と警戒心の強さをもつことから、暮人から絶大な信頼を得ている。暮人同様に冷酷な性格で、暮人の為なら人間を殺すことも厭わない。暮人に対して好意を持つ。 実妹である三葉に対しては、「無能」と評しており、柊家である暮人の命令で名古屋空港にて〈終わりのセラフ〉の発動・制御のために生贄に捧げようとする。その結果生き延びて軍を離反した事に対しても、「裏切り者」と呼び、日本帝鬼軍に帰還した三葉に対して、自身に妹はいないと公言する。 柊 征志郎(ひいらぎ せいしろう) 声 - 吉野裕行 日本帝鬼軍を統べる柊家の直系。階級は少将。 高い戦闘力を持つが、優秀な兄・暮人の陰に隠れ劣等感をもっている。暮人からは力と権力に従順と評されている。 柊 深夜(ひいらぎ しんや) 声 - 鈴木達央 日本帝鬼軍を統べる柊家の養子。階級は少将。24歳。グレンの高校時代の級友。鬼呪装備は銃剣状の「白虎丸」。 シノアの姉・真昼の許嫁として柊家の養子となった。柊家の人間だが柊家を快く思っておらず、同じ志を持つグレンのためなら月鬼ノ組の一員として任務にあたる。 実は8年前に真昼に殺害され、〈終わりのセラフ〉によって蘇生された存在であるが、本人はその事実を知らない。
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