日本のユーロビートとは? わかりやすく解説

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日本のユーロビート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 01:51 UTC 版)

ユーロビート」の記事における「日本のユーロビート」の解説

ユーロビート日本の歌謡曲にも影響与え、特にアイドル歌謡にユーロビートアレンジを採用する例が多かった当時ヨーロッパでヒットしていたユーロビート日本アイドルカバーし荻野目洋子ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)』、森川由加里Show Me』、長山洋子『ヴィーナス』BaBeGive Me Up』、Wink愛が止まらない 〜Turn it into love〜』や、石川秀美早見優少女隊勇直子松本典子森恵らがユーロビート曲を発売したアイドルカヴァーしたことによって、オリジナルヒットするという現象多々あった。また、日本の歌謡曲日本人プロデューサーユーロビート風のアレンジ行ったものをアイドル歌った作品としては、森高千里17才』が挙げられ1970年代南沙織同名ヒット曲斉藤英夫ユーロビート風にアレンジし大ヒットさせた。 1980年代中期から全国展開したディスコマハラジャ」「キング&クイーン」で主要ジャンルとしてヘビープレイされ、ユーロビートディスコの曲と認知され注目されるようになったユーロビートリズム感乏し日本人でもリズム簡単に取れるため、流行してから人気維持した期間が長かった1980年代後半から1990年代前半にかけて『ザッツ・ユーロビート』というコンピレーションCDアルファレコードから発売されブームに火を点けるとともにユーロビートの名称が定着した。同シリーズVol.44まで続きユーロビートの有名シリーズとなっている。また、同時期には、他社からも「ユーロビート・ファンタジー」(ポニーキャニオン)、「ベスト・ディスコ」(ビクター)というシリーズ発売され、ディスコ・ブームとともにユーロビート日本流行したダンス音楽として制作されユーロビート楽曲シングル単位消費される例がほとんどだが、キング・コング&ジャングル・ガールズ(『BOOM BOOM DOLLAR』)、マイケル・フォーチュナティ(『GIVE ME UP』)、ポール・レカキス(『Boom Boom (Let's Go Back to My Room)』)などは一般消費者にも受け入れられアルバム単位でもヒット作となったまた、ロングセラーになる曲も多くMelaの『Help Me』などが代表格である。 1980年代当時日本人アイドル歌った日本製の「ユーロビート」は、DEAD OR ALIVEカイリー・ミノーグなどの本家ユーロビートとともに日本ディスコフロア流された。また、小室哲哉率いTMNプロデュースリミックスユーロビート本家であるイギリスPWLレーベル委ねており、ダンス音楽限らずユーロビート日本国内浸透した1990年代半ばには、ユーロビートアーティストである安室奈美恵MAXエイベックス所属歌手グループヒット飛ばしたまた、アジアにおけるユーロビートの流行が、日本起点香港韓国などのアジア諸国拡大していく例もあった。特に、荻野目洋子ヴァージョンの『ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)』は、香港などカヴァーされる際に、オリジナル曲ではなく日本での編曲使われた。韓国では「ザッツ・ユーロビート」のコピー盤が流通したり、90年代にはアイドルグループユーロビート調の楽曲歌っていた事もあった。 1990年代以降海外ではほとんどの「ユーロビート」のミュージシャン人気無くしていった(カイリー・ミノーグなどごく少数スタイル変えて人気を保つアーティストもいた)が、日本では1990年代以降人気保った。そのため、1980年代末よりユーロビートクリエーター最初から日本市場優先して楽曲制作を行う例が増え、Mr. Zivago『Tell by Your Eyes』(1992年)などは、日本盤と日本人アイドル田原俊彦によるカバー雨が叫んでる』(1992年)の方が、ヨーロッパ盤(1993年)よりも先に発売された。この時期以降ユーロビートは、日本でしか発売されていない楽曲がほとんどである。 ダンス音楽方面におけるユーロビート人気については、ユーロビート合わせて踊る日本特有のダンス文化パラパラ」が生まれたことが大きくエイベックスから「スーパーユーロビート」(1990年〜)、「ユーロビートフラッシュ」(1995年1999年)、「ユーロマッハ!」(1999年2002年)というコンピレーションCDシリーズ発売され始め、特に「スーパーユーロビート」は後年まで続く長寿シリーズとなった

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