支線区への直通とは? わかりやすく解説

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支線区への直通

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 14:21 UTC 版)

名鉄7000系電車」の記事における「支線区への直通」の解説

7500系登場先立ち、モ7014にて住友金属工業新型台車テストが行われた。その7500系1963年12月登場し、しばらくは大きな変化はなかったが、社長に就任していた土川から「パノラマカー特急支線区へ直通させる」という方針打ち出された。これに伴い本線特急には7500系使用し支線への直通7000系運用されるようになったが、短い編成が必要となったため、1967年3月7000系4両編成登場することになった。しかし、7000系全車電動車であったため、支線変電所容量では電力不足する可能性があった。この問題については2両の動力カットすることで解決できたが、切り替え操作避け目的で、電圧検知するリレー設定値に差をつけ、電力不足になった際には2両の動力自動的に切られるようにするという方策を採った。この時の増備車からは、支線内において車両直前安全確認行えるようにするため「フロントアイ」と呼ばれる機器前頭部に設置された。この「フロントアイ」は広角凸レンズ使用したもので、レンズ通して見ると、天地逆になるものの展望席直前様子分かる。これにより前方死角は12mから1mに減少した。フロントアイは、これより前に製造された車両にも追設された。 1967年12月から、6両編成4本を4両編成8両編成2本ずつへと組成変更が行われた。8両編成名古屋本線特急8両編成化対応したものであったが、7500系増備に伴い1968年10月8両編成解除されこの年増備された先頭車4両を加えて6両編成4両編成組成変更された。その後支線直通用の4両編成増強進み1969年4月には4両編成2本が、1971年4月には4両編成3本増備されたほか、1970年4月には先頭車のみ6両が製造され6両編成3本4両編成6本に組成変更された。なお、工場設備更新され6両編成でも同時に入場できるようになったことから、モ7150形設置されていた簡易運転台1968年9月撤去された。 なお、1971年9月3日には犬山線下小田井駅中小田井駅の間にある踏切で、警報機を無視した2.5tトラック衝突する事故発生した。このトラック積荷可燃物シンナーであったため衝突後に炎上しこの年製造されたばかりのモ7040が炎上する事故発生している。 このように支線への直通多くなった7000系であったが、三河線尾西線には閉塞方式タブレット閉塞であったため、運転台の高い7000系入線していなかった。これらの線区運行されている特急冷房化率向上のため、1971年10月にはAL車の機器7000系7次車とほぼ同一仕様前面貫通型車体架装した7300系登場した。さらに、1973年には7300系高性能車版ともいえる7700系登場した7700系7000系はじめとして7500系を除くすべてSR車との連結可能な車両で、2両編成4両編成が4本ずつ製造され車両運用合理化輸送単位調整図られた。 社長土川パノラマカー気に入っており、愛知県公安委員会委員長就任すると、愛知県内踏切標識蒸気機関車ではなくパノラマカー変えてしまった。さすがにこれは苦々しく思われたようで、土川公安委員長から退任する標識元に戻された。

※この「支線区への直通」の解説は、「名鉄7000系電車」の解説の一部です。
「支線区への直通」を含む「名鉄7000系電車」の記事については、「名鉄7000系電車」の概要を参照ください。

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