悪霊・怪異
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 09:34 UTC 版)
恐怖新聞(きょうふしんぶん) 毎日、深夜0時に配達される新聞。霊能力の無い人間が見た場合は普通の新聞にしか見えないが、ごく近い未来(翌日など)に起きる怪異がすでに記事になっており、その内容が外れることはない。ただし、新聞を読むたびに寿命が100日縮み、しかも抵抗すればするほど強引な方法で配達されるため、購読拒否は不可能。 強力な悪の霊団による一種の呪いだが、それ以外の死や他の悪霊の介入は排除しようとする。悪の霊団は、なにかしら因縁のある霊を取り込み、配達人として使役する。配達人は、生きている人間を恐怖新聞で殺すことでしか解放されない。 意識不明の時のみは、読まずにすむ。鬼形の除霊のチャンスを記事にしたこともあるが、鬼形はその時に限って気を失っていたため、チャンスを逃してしまうことになった。 記事は、以下のように分類される。白の頁(霊の世界) 赤の頁(怪奇の世界) 青の頁(宇宙の世界) 黒の頁(伝説の世界) 紫の頁(悪魔の世界) ポルターガイスト 声 - ラジオ版:関根信昭 / OVA版:屋良有作 / PS版:青野武 「恐怖新聞」の配達人。生前、新聞配達をしていた人間の霊魂。強力な悪霊で、大きな霊団と結託している。ポルターガイスト現象を起こすため、この名前で呼ばれるようになる。 目的は鬼形の寿命を100日ずつ奪い、死に至らしめること。毎晩のように「恐怖新聞」を配達しにくるが、直接鬼形に危害を加えることはなく、むしろ身辺で起こった怪奇現象についての鬼形の疑問に答え、鬼形に有利なアドバイスを送ったり、怪奇現象に悩まされている鬼形の知人の元へ恐怖新聞を配達し、救うこともある。さらには、鬼形に他の悪霊や悪魔が取り憑くと不機嫌になり追い払おうとするなど奇妙な協力関係とも言える。 宇宙連合 地球上の国際連合と同じような目的を持つ、宇宙の平和を守るための宇宙人たちによる組織。核兵器の保持や環境汚染などを行う人類に対して警告を発する「地球計画」のためUFOを地球上に飛来させている。 悪魔(あくま)アイニ ある事件で鬼形にとり憑いた悪魔で、かつてスペインで彼を老婆の肉体から払ったラファエル神父から「心霊学的に言えば、ヘビとネコの動物霊が取り憑いた悪霊といえようか」と説明されている。鬼形の肉体を乗っ取ったことでポルターガイストと対立する。 宇宙人 アメリカ合衆国のパスカグーラで目撃されたものと同じ、身長約150センチ、顔には目はなく顔の両側と鼻の位置には突起物があり、手がカニのはさみのような形をしている。鬼形を無理矢理UFO内へと連れ去り、謎の物体で観察した後解放する。 シェリー・サーマン ある国の大使の娘。ピアノの名手であり、国際コンクールで何度も入賞していた。得意な曲目は「展覧会の絵」。しかし、風邪をこじらせているのを母親に隠し練習を続けていたことが原因で、急性の粟粒結核で死亡する。その後、シェリーの愛用していたグランドピアノは石堂中学が買い取っており、このピアノで演奏すると鍵盤に血が流れていたり、演奏者が強引に「展覧会の絵」を演奏させられるなどの現象が起きるようになった。最終的に、このピアノは除霊されないまま売られており、今後他の場所で同様の現象を起こす可能性が鬼形によって示唆されている。 竹之市(たけのいち) 声 - OVA版:麦人 中神家に取り憑く怨霊。生前に金貸しをしており、貧しい武家だった中神家に金を貸していたが、なかなか返してもらえず、刀を借金のカタに押さえようとしたところ、怒りに触れ、斬られて死亡、その直前に中神家の七代先までを呪った。ちょうど七代目が緑子と洋介である。 ポルターガイストから仲間扱いされていたが、悪の霊団に参加しているのかは不明。 鬼形床左エ門勝豊(きがたしょうざえもんかつとよ) 鬼形の守護霊。あまり優れた力を持つ霊ではないため、ポルターガイストにはなす術がないことを鬼形に伝える。 死神(しにがみ) 人間の死後に魂の緒を切り幽界へ運ぶのを目的としている。悪霊の霊団に依頼され、鬼形の魂の緒を切る前に霊団と会わせる。 悪の霊団の頭(あくのれいだんのかしら) ポルターガイストと結託していた霊団の頭。いわゆる閻魔大王のような風貌をしており、「地獄で必要な霊魂を調達している」と称しているが、本当に地獄の意向で動いているのかは不明。
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