怪我の多発と脳梗塞で引退とは? わかりやすく解説

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怪我の多発と脳梗塞で引退

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 06:53 UTC 版)

栃東大裕」の記事における「怪我の多発と脳梗塞で引退」の解説

2006年平成18年7月場所は、綱取りから一転自身7度目の大関角番となった。それでも初日から7連勝給金相撲となった8日目対戦相手露鵬前日取組後にカメラマン暴行事件起こしたため3日間の出場停止となり、幸運に不戦勝により勝ち越して角番脱した。しかし9日目からは元気がなくなり、8連勝の後7連敗という珍記録残し、さらに11日目横綱朝青龍との取組土俵に膝を強打し負傷してしまった。 翌9月場所は、痛めた膝の影響初日から3連敗したが、その後持ち直し9勝6敗で勝ち越した。次の11月場所では、9日目まで8勝1敗と朝青龍を追う一番手として期待されたが、10日目出島との取組古傷の膝を強打、さらに親指剥離骨折して心配されたが10勝5敗と同年3月場所以来二桁勝利を記録した。しかし場所後も膝の状態は思わしくなく、12月20日内視鏡用いた左膝のクリーニング手術軟骨除去及び半月板一部切除)を行った2007年平成19年1月場所は、手術後2日目には退院して一週間後には稽古再開したが、膝に違和感残っており十分な稽古積めない状態と出場微妙な状況な中、感覚取り戻すためと強行出場したしかしながら膝の踏ん張りが効かず、初日琴奨菊2日目露鵬あっという間に寄り切られた。更には中日から4連敗するなど体の切れも悪く13日目に負け越し決まった大関地位での皆勤負け越しは、2003年平成15年7月場所以来自身2度目であった最終的に5勝10敗と幕内初めての二桁黒星終わった8度目の角番となった次の3月場所は、場所前「5日目までに2勝できなければその時点で引退する」という意向明らかにしてファン心配させたが、初日から7連勝し10日目勝ち越して角番脱出した。しかし、場所途中から高血圧激し頭痛悩まされ11日目朝青龍戦(結果的にこれが栃東現役最後の一番となる)の取組後、翌12日目に「高血圧」(当時最高血圧数値200以上だったという)の診断書提出し途中休場急遽入院した。父・玉ノ井親方会見で「クモ膜下出血疑いもあって心配だ」とコメントし容態気遣われた。 この時点診断では、過去自然治癒していた脳梗塞の跡が発見されたが、それ以外には脳に異常は見られなかった。そこで、血圧下げ投薬療法により一旦は回復して退院したその後栃東本人曰く辞めるなんて一言言っていない」と語っていたが、3月場所後の巡業は大事をとって土俵入りだけの参加となった同年4月26日には脳を含めた内臓などの精密検査を受けるため再入院し同年5月場所休場することが濃厚になっていた。そして検査結果医者から「このまま相撲取り続けたら脳梗塞再発させるどころか生命の危険・最悪死に繋がる可能性大」等と宣告された為、これ以上現役続行するのは不可能と診断された。栃東最後まで現役への意欲見せたものの病気には勝てず、同年5月場所開催直前5月7日引退正式に発表した当時前述病気の事があまり知られていなかったこともあり、突然の引退に驚く関係者ファン多かったという。なお大関在位数は30場所(番付上は31場所)、北葉山並んで当時史上11タイ(現在14タイ)の記録だった。

※この「怪我の多発と脳梗塞で引退」の解説は、「栃東大裕」の解説の一部です。
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