建設の凍結と運輸省案による暫定整備計画とは? わかりやすく解説

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建設の凍結と運輸省案による暫定整備計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 16:37 UTC 版)

九州新幹線 (鹿児島ルート)」の記事における「建設の凍結と運輸省案による暫定整備計画」の解説

国鉄経営悪化などを背景1982年昭和57年9月臨時行政調査会基本答申沿って九州新幹線を含む整備新幹線計画当面見合わせる閣議決定なされた1986年昭和61年8月八代 - 西鹿児島間の認可申請が行われた。国鉄改革や行財政改革進展沿線地域建設促進への強い要望などを背景に、1987年昭和62年1月整備新幹線見合わせ閣議決定変更され九州新幹線建設に道が開かれた。しかし、建設費削減するため、いわゆる運輸省案」が考案され九州区間については以下のような案が検討された 。九州では博多 - 鹿児島間の旅客流動大きく博多での乗り換え解消する必要性は低いことから、時間短縮効果大き八代 - 西鹿児島間に、新幹線と同じ規格新線建設する当面狭軌敷設する新幹線鉄道規格新線スーパー特急方式)による整備行い博多 - 西鹿児島間に最高速度200km/hのスーパー特急運行するとされた。これにより博多 - 西鹿児島間は4時6分から2時間7分に短縮されるとした。 1987年昭和62年4月国鉄民営化され、国鉄建設主体とされていた九州新幹線は、日本国有鉄道改革法施行法附則により九州旅客鉄道JR九州)が建設主体とされたが、同年9月施行された「旅客鉄道株式会社建設主体とされている新幹線鉄道の建設に関する事業日本鉄道建設公団への引継ぎに関する法律」により、九州新幹線建設日本鉄道建設公団引き継がれた。 1988年昭和63年8月31日の「整備新幹線取扱いについて」において整備新幹線着工優先順位示され、1(i)として北陸新幹線高崎 - 軽井沢間の標準軌新線、なお軽井沢 - 長野間の取扱い1998年冬季五輪開催地決定考慮して3年以内結論を出す。1(ii)として高岡 - 金沢間の新幹線規格新線。2として東北新幹線。3として九州新幹線。4として糸魚川 - 魚津間の新幹線規格新線とされた。 1989年平成元年1月17日政府与党申合わせにおいて、整備新幹線建設主体などなど示された。整備新幹線事業費JR、国、沿線地方自治体の負担とすること。建設主体日本鉄道建設公団とし、建設した鉄道施設公団JR有償貸し付けること。北陸新幹線高崎 - 軽井沢間を平成元年度から本格的に着工すること、あわせて難工事推進事業として3トンネルについても平成元年中に着手することなどが示された。 1989年平成元年6月難工事推進事業として、出水 - 川内間第三紫尾山トンネル着工認可された。1992年平成3年)に新幹線直通線(ミニ新幹線)や新幹線鉄道規格新線スーパー特急)による「暫定整備計画」を決定できるよう全幹法改正された。 昭和63年の「整備新幹線取扱いについて」において優先順位3位であった九州新幹線(鹿児島ルート)は、1991年平成3年8月八代市 - 鹿児島市間の暫定整備計画決定その後八代 - 西鹿児島間125.2kmの工事実施計画認可され9月起工式が行われた。新八代 - 西鹿児島間は鹿児島本線千丁駅南方1km付近に新設され北八代信号場起点西鹿児島駅に至る路線延長約128kmの計画であった

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建設の凍結と運輸省案による暫定整備計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 07:40 UTC 版)

九州新幹線」の記事における「建設の凍結と運輸省案による暫定整備計画」の解説

国鉄経営悪化などを背景1982年昭和57年9月臨時行政調査会基本答申沿って九州新幹線を含む整備新幹線計画当面見合わせる閣議決定なされた1986年昭和61年8月八代 - 西鹿児島間の認可申請が行われた。国鉄改革や行財政改革進展沿線地域建設促進への強い要望などを背景に、1987年昭和62年1月整備新幹線見合わせ閣議決定変更され九州新幹線建設に道が開かれた。しかし、建設費削減するため、いわゆる運輸省案」が考案され九州区間については以下のような案が検討された 。九州では博多 - 鹿児島間の旅客流動大きく博多での乗り換え解消する必要性は低いことから、時間短縮効果大き八代 - 西鹿児島間に、新幹線と同じ規格新線建設する当面狭軌敷設する新幹線鉄道規格新線スーパー特急方式)による整備行い博多 - 西鹿児島間に最高速度200 km/hスーパー特急運行するとされた。これにより博多 - 西鹿児島間は4時6分から2時間7分に短縮されるとした。 1987年昭和62年4月国鉄民営化され、国鉄建設主体とされていた九州新幹線は、日本国有鉄道改革法施行法附則により九州旅客鉄道JR九州)が建設主体とされたが、同年9月施行された「旅客鉄道株式会社建設主体とされている新幹線鉄道の建設に関する事業日本鉄道建設公団への引継ぎに関する法律」により、九州新幹線建設日本鉄道建設公団引き継がれた。 1988年昭和63年8月31日の「整備新幹線取扱いについて」において整備新幹線着工優先順位示され、1(i)として北陸新幹線高崎 - 軽井沢間の標準軌新線、なお軽井沢 - 長野間の取扱い1998年冬季五輪開催地決定考慮して3年以内結論を出す。1(ii)として高岡 - 金沢間の新幹線規格新線。2として東北新幹線。3として九州新幹線。4として糸魚川 - 魚津間の新幹線規格新線とされた。 1989年平成元年1月17日政府与党申合わせにおいて、整備新幹線建設主体などなど示された。整備新幹線事業費JR、国、沿線地方自治体の負担とすること。建設主体日本鉄道建設公団とし、建設した鉄道施設公団JR有償貸し付けること。北陸新幹線高崎 - 軽井沢間を平成元年度から本格的に着工すること、あわせて難工事推進事業として3トンネルについても平成元年中に着手することなどが示された。 1989年平成元年6月難工事推進事業として、出水 - 川内間第三紫尾山トンネル着工認可された。1992年平成3年)に新幹線直通線(ミニ新幹線)や新幹線鉄道規格新線スーパー特急)による「暫定整備計画」を決定できるよう全幹法改正された。 昭和63年の「整備新幹線取扱いについて」において優先順位3位であった九州新幹線(鹿児島ルート)は、1991年平成3年8月八代市 - 鹿児島市間の暫定整備計画決定その後八代 - 西鹿児島間125.2 km工事実施計画認可され9月起工式が行われた。新八代 - 西鹿児島間は鹿児島本線千丁駅南方1 km付近に新設され北八代信号場起点西鹿児島駅に至る路線延長128 km計画であった

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