山陽九州新幹線直通列車への投入とは? わかりやすく解説

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山陽・九州新幹線直通列車への投入

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:24 UTC 版)

新幹線N700系電車」の記事における「山陽・九州新幹線直通列車への投入」の解説

JR西日本とJR九州では、2011年3月12日九州新幹線鹿児島ルート全線開業することに伴い九州新幹線直結する山陽新幹線直通する列車の運行検討された。 この直通運転実施にあたって様々な課題存在し従来山陽新幹線用の車両では走行できない博多駅 - 新鳥栖駅間と新八代駅以南急勾配区間最大35 ‰)に対応していること、九州山陽および新大阪駅東方にある鳥飼車両基地への回送考慮した東海道新幹線を含む3新幹線すべてのATCと列無線対応していることなどが車両性能面での課題とされた。これらの課題対応するべく、JR西日本とJR九州共同開発行った車両が、当形式東海道・山陽新幹線用の16編成Z・N編成)をベースとした8両編成全車電動車となる新型車両N700系7000番台(S編成)と8000番台R編成)である。 車両性能の他に、車内設備の面でも指定席を「ひかりレールスター」のサルーンシートを継承した2&2の配置としたことや、女性専用トイレの設置など、同形式でありながら車内設備の面では従来0番台3000番台とは全く異なるものとなったデザインは「和のおもてなしの心」をテーマJR西日本デザイン顧問である木村一男JR九州デザイン顧問である水戸岡鋭治監修した。 後に、JR西日本JR九州新大阪駅鳥飼車両基地管理するJR東海の3社間で運行における概要についての協議経て山陽新幹線九州新幹線相互直通運転決定し、この直通列車愛称「さくら」とし、後に速達タイプ「みずほ」加えられ、両新幹線直通する車両に当形式投入されることが発表された。 2008年10月には、JR西日本所属量産先行車としてN700系7000番台となる1編成8両が博多総合車両所搬入された。JR西日本所属車編成記号は S としている。2008年10月24日博多駅 - 新山口駅間で公式試運転実施され11月以降山陽新幹線内での走行試験実施されている。その後姫路駅 - 博多駅間の往復が主であるが、新大阪駅入線する場合もあった。2010年6月15日には姫路駅にてS2編成報道陣一般公開され、姫路駅 - 博多駅間で試運転行っている同車両への試乗行われたJR九州所属車編成記号は R で、2010年7月N700系8000番台の1編成である8両が熊本総合車両基地搬入され同年9月から九州新幹線新規開業区間中心に試験走行開始したその後2011年3月12日九州新幹線全線開業し同時にN700系70008000番台「みずほ」「さくら」中心に営業運転開始した当初の計画では、JR西日本19編成JR九州10編成合計29編成232両)を製造する計画であったその後2012年3月17日までに、所定本数揃ったが、同年7月JR九州山陽九州新幹線沿線相互間において修学旅行等の大口団体での利用増加見込み追加R編成を1本増備し、近畿車輛から熊本総合車両所搬入された。増備されたR11編成同年8月中に運行開始した山陽九州新幹線用編成鉄道関連国際デザインコンペティションである第11回ブルネル賞受賞した

※この「山陽・九州新幹線直通列車への投入」の解説は、「新幹線N700系電車」の解説の一部です。
「山陽・九州新幹線直通列車への投入」を含む「新幹線N700系電車」の記事については、「新幹線N700系電車」の概要を参照ください。

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