少年のその後とは? わかりやすく解説

少年のその後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 04:07 UTC 版)

神戸連続児童殺傷事件」の記事における「少年のその後」の解説

一橋文哉が、2004年秋に法務省幹部取材行ったところ、「ある団地一室法務省関係者同居し一緒に炊事買い物を行うなど社会勉強中です。少年院取得した溶接資格生かし仮退院数日後から毎朝8時、篤志家一人経営する工場歩いて出勤し仕事ぶり極めて真面目。夕方5時に退社後は、保護司宅で面談を受ける日々です。ほかに毎週1回精神科医カウンセリングを受け、10日1回程度は、母親とも会っているようです」と語っている。また、法曹関係者は「別の身元引受人養子縁組して名前を変えたほか、出生地学歴など偽のプロフィール用意し同僚付近住民正体分かっていません。年齢22歳になり、少年院毎日5階までの階段ダッシュ15往復腕立て腹筋を各100回こなし、身長170センチ体重70キロ心身ともに逞しくなった。事件当時写真見た人でもまず、今の彼は分からないでしょう」「犯罪者予防更生法1週間上の旅行許可必要など、ある程度制約受けていますが、酒は飲めるし、好きなテレビゲームに嵌まるなど基本的に自由な生活を送ってます。しかも2004年末までの保護観察期間が過ぎれば同居者も姿を消し完全フリーになるんです」と語っている。 Aの居住地勤務先について、法務省は「彼の更生には世間温かい理解協力重要だ公表支障をきたす」とノーコメント通しマスコミ市民団体に、意図的に偽情報流しているフシがあるという。全国各地で「酒鬼薔薇東京都内保護司宅で新しい生活を始めた」「埼玉県に住む身元保証人養子縁組し、全くの別人生まれ変わった」などの情報乱れ飛んだ。Aが住んでいた神戸市でも、地元住民が「少年家族とともに舞い戻るではないか」と疑心暗鬼に陥っているという。 一橋取材によると、Aの更生プログラム病理診断に「現時点にあっても、少年病理は『寛解段階に過ぎない」とあり、「現時点」は「退院して問題ないとされる総括期」を指しており、Aの性的サディズム治癒しておらず、退院直前でも再発する可能性が十分あることを、法務省認めていたことになっているまた、前述のように退院間近のAが少年院問題起こして誰もが「性障害完治していなかった」と医療少年院戻される思っていたが、「何しろ、この段階で少年送り帰そうものなら仮退院パー国家威信をかけた更生プログラム組んだ法務省面子丸潰れになる。そこで院内には厳重な箝口令敷かれ、何と少年奇行ウヤムヤになり、社会復帰のための最終的な研修予定通り終了したことになってしまった。上層部保身走り現場少年院も『やるべきことはすべてやった。こうなれば一刻も早く少年手放したい』という腫れ物に触るよう弱腰姿勢見え見えだった。もっとも更生したかどうか決定的な証拠など、何もないからね」と法務省幹部語っており、一橋は「冗談ではない。人間一生人々の安全というものは、役人面子保身決める話ではあるまい」と批判している。

※この「少年のその後」の解説は、「神戸連続児童殺傷事件」の解説の一部です。
「少年のその後」を含む「神戸連続児童殺傷事件」の記事については、「神戸連続児童殺傷事件」の概要を参照ください。

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