基本字母
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 02:37 UTC 版)
基本字母は、子音を表す。子音を表す文字は33個ある。ga, za, da など、同じ発音となる文字が複数あり、音声上(発声上)の子音は23種類である。以下の表は、各段ごとに左から右へ読み、辞書の配列はこれに従う。 インド系文字であるため、デーヴァナーガリーやクメール文字と、ある一定程度は対応関係を見ることができるが、かなり崩れている。 背景を灰色で示した文字は、主にパーリ語由来の語彙で用いられる。 背景をオレンジで示したရは、パーリ語や外来語の語彙では、よく(元来の発音である)[ɹ]で発音される。 以降の説明において斜体で示すラテン文字表記は、説明のための区別・書き分けの都合上、公式のラテン文字転写であるMLCTS式に準拠する。 無声音有声音鼻音無気音有気音軟口蓋音က k(a) [k(a)] ခ hk(a) [kʰ(a)] ဂ g(a) [ɡ(a)] ဃ gh(a) [ɡˀ(a)] င ng(a) [ŋ(a)] (硬口蓋音)စ c(a) [s(a)] ဆ hc(a) [sʰ(a)] ဇ j(a) [z(a)] ဈ jh(a) [zˀ(a)] ည ny(a) [ɲ(a)] 歯茎音1ဋ t(a) [t(a)] ဌ ht(a) [tʰ(a)] ဍ d(a) [d(a)] ဎ dh(a) [dˀ(a)] ဏ n(a) [n(a)] 歯茎音2တ t(a) [t(a)] ထ ht(a) [tʰ(a)] ဒ d(a) [d(a)] ဓ dh(a) [dˀ(a)] န n(a) [n(a)] 唇音ပ p(a) [p(a)] ဖ hp(a) [pʰ(a)] ဗ b(a) [b(a)] ဘ bh(a) [bˀ(a)] မ m(a) [m(a)] 接近音ယ y(a) [j(a)] ရ r(a) [j(a)] လ l(a) [l(a)] ဝ w(a) [w(a)] သ s(a) [θ(a)] 摩擦音など ဟ h(a) [h(a)] ဠ l(a) [l(a)] အ (a) [ʔ(a)] ※話中において、無声音子音は、先行する発音次第で有声音(濁音)になることがある。(画像「ビルマ文字の基本字母および筆順」にも示した。スラッシュ「/」のあるものがそれ。スラッシュの前が元来の無声音子音。後が変化した有声音子音。)
※この「基本字母」の解説は、「ビルマ文字」の解説の一部です。
「基本字母」を含む「ビルマ文字」の記事については、「ビルマ文字」の概要を参照ください。
基本字母
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/24 09:09 UTC 版)
グルムキー文字は次の35を基本字として使い、下表の順番を辞書順とする。各文字に対してその名称と、発音(ラテン文字への翻字と発音記号(IPA))も併記する。多くの文字に、それぞれの上部に左右貫通する横棒があるのが特徴で、単語間ではこの横棒をつなげて書く。 A列名称発音B列名称発音C列名称発音D列名称発音E列名称発音I1 ੳ uṛa 2 ਅ aiṛa a ə 3 ੲ iṛi 4 ਸ sassā sa sə 5 ਹ hāhā ha hə II6 ਕ kakkā ka kə 7 ਖ khakkhā kha [kʰə] 8 ਗ gaggā ga gə 9 ਘ ghagghā gha [kə́ / ̀gə] 10 ਙ unggā ṅa ŋə III11 ਚ caccā ca cə 12 ਛ chacchā cha [cʰə] 13 ਜ jajjā ja ɟə 14 ਝ jhajjhā jha [cə́ / ̀ɟə] 15 ਞ ñañā ña ɲə IV16 ਟ ṭainka ṭa ʈə 17 ਠ ṭhaṭṭhā ṭha [ʈʰə] 18 ਡ ḍaḍḍā ḍa ɖə 19 ਢ ḍhaḍḍhā ḍha [ʈə́ / ̀ɖə] 20 ਣ ṇāṇā ṇa ɳə V21 ਤ tattā ta t̪ə 22 ਥ thatthā tha [t̺ʰə] 23 ਦ daddā da d̪ə 24 ਧ dhaddhā dha [t̪ə́ / ̀d̪ə] 25 ਨ nannā na nə VI26 ਪ pappā pa pə 27 ਫ phapphā pha [pʰə] 28 ਬ babbā ba bə 29 ਭ bhabbhā bha [pə́ / ̀bə] 30 ਮ mammā ma mə VII31 ਯ yayyā ya jə 32 ਰ rārā ra rə 33 ਲ lallā la lə 34 ਵ vavā va və, wə 35 ੜ ṛāṛā ṛa ɽə このうち、 1〜3の3字母は、上下左右に記号を付加することで単独の母音を表すために用いられる。特に1(ੳ)と3(ੲ)は記号をつけずに単独で用いられることはない。 4〜35は、子音を含む音節を示すために用いられる。ただし、単独ではそれぞれ「子音+a」を表している。子音に後続する母音がa以外のものを表すためには、各字母の上下左右に記号を付加する。 母音を示すために付加する記号など詳しくは後述の母音の節を参照。 上表のほかに、文字の創製時には作られなかった発音を表すために、下表に示す拡張文字が使用されている。これらは、既存の文字の中から発音が近い音の文字に、下(pair)に点(bindi)を打ったものである。 名称発音4′ ਸ਼ sassā pair bindi śa ʃə 7′ ਖ਼ khakhā pair bindi xa xə 8′ ਗ਼ gaggā pair bindi ġa ɣə 13′ ਜ਼ jajjā pair bindi za zə 27′ ਫ਼ phaphā pair bindi fa fə 34′ ਲ਼ ḷaḷḷā pair bindi ḷa ɭə 4′(ਸ਼)はパンジャーブ語にあったが、当初は別の文字で代用されていた発音である。そのほかは、もともとパンジャーブ語になかった発音であり、もっぱらアラビア語や英語などからの外来語に存在する発音を表記するために使用される。特に34′(ਲ਼)は最近使われるようになった字母である。ただし、時に点を打たずに書記されたり、下部の点がないときの発音で読まれたりることもある。
※この「基本字母」の解説は、「グルムキー文字」の解説の一部です。
「基本字母」を含む「グルムキー文字」の記事については、「グルムキー文字」の概要を参照ください。
- 基本字母のページへのリンク