国営平城宮跡歴史公園
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平城宮跡の区域は2008年(平成20年)度に事業化が決まると、仮称「国営飛鳥・平城宮跡歴史公園」に含まれることとなった。開園後、公園中心部の第1次大極殿より南側の第1次朝堂院及び同南面広場を経て、南北に貫く通りに沿って朱雀門の面する二条大路と門外の朱雀大路まで整備を進めている。2018年3月24日から朱雀大路を挟んで向かい合う国営施設と県営施設の供用を開始。合わせて親しみやすいように国営公園の通常の名称「国営平城宮跡歴史公園」に代わって、「平城宮跡歴史公園」と呼んでいる。平城宮のメインストリートである朱雀大路と二条大路を復元、往時の広大さがわかる空間を設けてあり、東側に配した平城宮跡展示館では、奈良時代の生活文化の紹介など学習の機会を設けてある。また平城宮の正門であり、奈良時代にも都を訪れる人たちを迎えた・朱雀門に臨むことから、西側に奈良県が公共交通機関の発着所や食事・土産物販売などのサービス機能を集約している。 中央部 第1次大極院殿 - 2010年復元完了。奈良時代の宮殿の姿あるいは建築技術、行われた儀式などを体験的に理解する。 第1次朝堂院 第1次朝堂院 南面広場 朱雀門 - 1998年復元完了。平城宮の正門。 二条大路 朱雀大路棚田嘉十郎銅像 大極門 平城宮いざない館 - 平城宮跡展示館(国営)。平城宮の往時の姿や生活文化を映像や出土品、建造物の大型模型から体験する。公園管理センターを兼ねる。 朱雀門ひろば天平うまし館 - 飲食・交流施設(県営) 天平つどい館 - 団体集合施設(県営) 天平みつき館 - 観光案内・物販施設(県営) 天平みはらし館 - 休憩、宮跡展望施設(県営) 東側 北方官衙 内裏 第2次大極殿 - 奈良時代後半の平城宮の中心施設。基壇を復元。特別史跡平城宮跡を見渡す眺望が優れている。 第2次朝堂院 朝集殿院 遺構展示館 - 発掘された遺跡の上に建てられており、見学できる。奈良時代の平城宮の官衙建物の遺構をそのまま公開。平城宮跡の遺構や遺構から推定される奈良時代の建築を体験。 宮内省 - 建物群、築地が復元されている。遺構展示館の南西にあり、平城宮跡の遺構や遺構から推定される奈良時代建築を体験。 兵部省 - 基壇・礎石が復元されている。 式部省 - 同上。 東院庭園 - 平城宮の宴遊施設。庭園遺構が修復整備され、正殿、橋、門などが復元されている。国の特別名勝。奈良時代の宮廷の儀式や生活を体験する。 西側 湿地環境の保護区域 考古資料の研究・保管施設 広場 過去の施設 平城宮跡休憩展望施設(旧平城京歴史館) - 平城京歴史館は平城遷都1300年祭平城宮跡会場オープンと同時に開館し閉幕と同時に休館したが、2011年4月23日より再開。2016年6月30日に閉館。 平城宮跡資料館 - 全体模型、大極殿院模型など。 第2次大極殿跡 推定宮内省跡(一部復元) 兵部省跡
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