国営移管と業務の縮小
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 05:25 UTC 版)
「高岡市伏木気象資料館」の記事における「国営移管と業務の縮小」の解説
1939年(昭和14年)10月31日限りをもって富山県伏木測候所は廃止され、同年11月1日からは国営に移管されることとなり、中央気象台伏木観測所と改称された。ただし1941年(昭和16年)10月25日には再び伏木測候所に名称を戻している。国営移管当初、気象業務は文部省の所轄であったが、1945年(昭和20年)5月19日からは運輸省の管轄下となった。このころから1937年(昭和12年)10月28日に開設された富山市の中央気象台富山測候所(後の富山地方気象台)への業務移管が始まっており、まず1940年(昭和15年)2月1日に観測業務を移管したのを皮切りに、1945年(昭和20年)10月2日には地震計による地震観測業務を廃止し、1981年(昭和56年)4月1日には夜間業務を富山地方気象台へ集約した。続いて1991年(平成3年)3月1日には定員を3名に削減し、1998年(平成10年)3月1日からは伏木特別地域気象観測所となりすべての業務は自動化され、無人化されるに至った。自動化にあたって庁舎の大部分は使用されない状況となっていたので、新たに観測庁舎を別に建設することとなり、2002年(平成14年)1月末からは同所において実際の観測業務を行うこととなった。
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