合体コピー能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 14:41 UTC 版)
「星のカービィ デデデでプププなものがたり」の記事における「合体コピー能力」の解説
また、合体コピー能力にも数々のオリジナル技があった。中には仲間が単体で発動したものもあったが、デデデ大王関連のものは使いこなせずにデデデがダメージを被るものばかりであった。 リック リック毛玉あかすり(3巻、6巻) 3巻でデデデ旅館において、デデデ大王にこき使われて背中を流していたときにデデデが「強くこすらんかい」と言った際に使用した。この技のせいで、デデデ大王の背中はテーブルのように真っ平らになってしまった。6巻でもカービィ監修のツアーのメニューの一つである「地獄のマッサージ&あかすりコース」の際に使用していた。 見た目はリックストーンと変わらないが、リックは石ではなく毛玉になっているという点で違う。また、これは技名であり、正しい呼び名は不明である。 歯いやー(ファイヤー)(8巻) カービィが老人になったとき、リックと合体してファイアを使うと、リックの歯が炎をまとった総入れ歯となって飛び出した(当然リックは入れ歯などではないが、カービィ曰く「合体すれば一心同体」とのこと)。リックは驚くも、歯がないためうまく喋れなくなった。食らったデデデは熱さと噛み付きの痛さで悶えた。 クー クーカッター クーの羽根を回転させずに飛ばして、クナイのように刺す。2巻や5巻、7巻など、様々なところで使用していた。ゲームに登場する技とは違うのでオリジナルとなる。5巻第2話において、「カッター」とよばれていた。 ゲームに登場するような羽根を回転させながら飛ばすクーカッターも存在するが、スイカを切る以外にはあまり利用されず、この項に記すような羽根をクナイのように飛ばすカッターの方が使用頻度は高い。3巻の西部編では、一枚の羽根をピストルの銃弾のように飛ばすといった技も披露した。 クーファイア/バーニング(2巻、3巻、6巻) クー自身が炎と化す。2巻でリックのスピードアップを図るために使用した(リックからは「かちかち山か!?」とツッコミを入れられた)。その後、リックはたどり着いた池で身体を冷やした。『2』においても『3』においても、「クー+バーニング」はクー自身に変化はない(炎になるのはカービィやグーイのみ)ので、オリジナルとなる。また、3巻ではデデデ大王を暖めるためにも使用し、6巻でもデデデ城の除雪のために使おうとしたが、この時はカービィに凍り付けにされ、あえなく不発となった。 2、3巻では「バーニング」、6巻では「ファイア」とよばれていた。 上ニードル(9巻) クーに運んでもらっているカービィが、自分を降ろすよう頼んでも聞く耳を持たないクーを強制的に墜落させるために使用した。従来の下方向ではなく、上方向にトゲを突き出し、真上のクーを攻撃する。 カイン カインストーン カイン自身が石と化す。『2』および『3』においても「カイン+ストーン」はカイン自身に変化はない(石になるのはカービィとグーイのみ)ので、オリジナルとなる。 ロケット(2巻) カイン(発射台)の中に入ったカービィが、デデデ大王も下半身から入った状態で、スパークを発動(エネルギー充電)。その後、バーニングで点火しデデデ大王ごと発射する仕組み。厳密にはデデデ大王も合体に加わっていることになる。 カインシャワー(3巻、7巻) 無料で自身が経営する温泉旅館に泊めることを口実にカービィたちをこき使うデデデ大王の背中をきれいにするために、カインと協力して発動した技。この技の後、デデデ大王は汚れ一つない状態になったが、手絞り機のように圧縮して水を絞ったため、ペラペラな体になってしまった。7巻の空きページに掲載された4コマでは、コインシャワーのように客を洗う反面、カービィの「トルネイド」による回転で客も回るため、長時間使用すると客に吐き気を催させてしまう。 3巻では「全自動洗濯機」、7巻では「カインシャワー」とよばれていた。 救急車(3巻) デデデ大王が(ほとんどカービィのせいで)怪我をした際にカービィが呼び出したカインの救急車。カービィがサイレンとなり「ペーポー!ペーポー!」と鳴らしていた。搬送口はカインの口の中で大人数でも入れたようだった。タイヤはウィリー4匹が担当。 うそ発見機(6巻) デデデ大王を殺した(実際は気絶していただけ)犯人を捜す際に、動機があり、かつ第一発見者であるポピーが犯人だと断定されたとき、ポピーに自白させるために使用した。見た目はカインスパークを縦にして、カービィとカインの間にポピーを挟んだだけのものであった。 クー+カイン クリーナー(13巻) コンビニで働いていたカービィが使用したものだが、カービィ自身は合体に加わっていない。本体はカイン、ブラシ部分はクーである。 デデデ大王 デデデ大王+ニードル(3巻) デデデ大王+ストーン(3巻) デデデ大王+スパーク(3巻) いずれも暗闇の中、デデデ大王とカインを間違って発動したものだが、どちらもそれぞれ「カイン+ニードル」、「カイン+ストーン」と同じように発動し、デデデの顔がウニ状になったり、石になったりした。スパークの場合、「カイン+スパーク」のような電球が出ずに大王の顔を痺れさせた。 スパーク(11巻) カービィが記憶をなくしたのをいいことに彼を自分の手下にしようと考えたデデデ大王が、「コピー能力は自身がカービィに教えたもの」という嘘を信じさせるために使用した(スパーキーを口に含んで実演してみせたが、実際は後ろのポピーが用意した発電機から放電していた)。 フルコピー能力アタック(17巻) カービィが使ったデデデ大王との合体技。大王の頭からバーニングストーン、顔の右側からボム、顔の左側からビーム、右手からファイア、左手からアイス、左足からバーニングボム、尻からニードルをそれぞれ発動している。こちらも大王にまで多少のダメージを与えている。直前のコマでは、デデデ大王との合体バーニングを発動している。 バーニング(22巻) お化け屋敷の手伝いにおいて、カービィに無理矢理火の玉の手伝いをさせられた際に、お化け屋敷の支配人のブーラーと一緒に使用した。 バルーン(大王バージョン)(25巻) カービィが水の運搬のために「バルーン」になるのに疲れたために、代わりにデデデ大王にやらせようとした際に使用した。デデデ大王にこのようなコピー能力はないので、使用をやめさせられた。 合体コピー能力ミックス(25巻) ショート劇場に登場。コピー能力が使えるカービィをデデデ大王が羨ましがったため、合体して使用した。本作において最多の技を使用したコピー能力で、二人が発動した技の内訳は以下のとおり。 カービィ+デデデ大王:バーニング(全身) カービィ:ファイア、ボムボム(いずれも口) デデデ大王:レーザー(両眼)、ニードル(顔)、パラソル(頭)、バーニングストーン(頭)、ストーンニードル(右手)、コック(左手)、ニードルニードル(尻) その他:ボム、カッター、スパーク
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