原作・ゲーム版共通
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 04:15 UTC 版)
「メトロ2033」の記事における「原作・ゲーム版共通」の解説
アルチョム 日本語音声:てらそままさき 本編の主人公。地上で生まれるものの、幼い頃に地下暮らしを送る事となった読書が好きな20歳過ぎの青年。普段は彼が暮らす「博覧会駅」の見張り番と茶工場の仕事を交互にこなしながら暮らしている。 これまでの人生のほとんどを博覧会駅とその周辺のみで過ごして来たため世間知らずであり、それゆえの臆病さや潔癖性な言動が少なからず見受けられる一方で、危険な冒険に憧れる側面もある。 恐るべきミュータント「チョルヌィ」の襲撃を食い止めるために単身で行動を起こした「ハンター」の頼みを受け、地下都市「ポリス」の仲間にことづてをするための旅に出る事になる。 原作ではそれなりにしゃべるが、ゲーム版では幕間の独白を除き、ほぼしゃべらない。また、ゲーム版ではレンジャーの一員である。 サーシャ アルチョムの義父でスホイと呼ばれている、博覧会駅の高官兼保安官。若い頃にアルチョムの母に頼まれて以来、彼を育てる事となる。度重なるチョルヌィの襲撃と増え続ける負傷者やトラブルで疲労困憊している。ゲーム版では「アレクセイ」という名前に変更されている。 ハンター 日本語音声:乃村健次 サーシャ(アレクセイ)の友人。頭を剃り上げ、あごひげを生やした長身の男。「ハンター」とは役職や職業のことで本名は不明。「俺が戻らなかったときは、此処で起きている出来事をポリスのメリニク(ミラー)にすべて伝えてくれ」とアルチョムに言い残し、チョルヌィ(ダークワン)が侵入してくる北のトンネルをたった一人で爆破しに行くが、二度と戻らなかった。 ブルボン 日本語音声:ふくまつ進紗 アルチョムがリジスカヤ駅で出会う自由商人の中年男性。先に進む為に一時的に協力する事となる。原作においては言動がいちいち不愉快でアルチョムは強い嫌悪感を示していた。 一方ゲーム版においては随所で外の世界に不慣れなアルチョムを気遣っていた。 ハン 日本語音声:高瀬右光 突如アルチョムの前に現れた霊感の持ち主で神秘主義者。チンギス・ハンの生まれ変わりであると自称する。ハンターの霊とおぼしき存在からアルチョムを助けて欲しいと懇願され、彼に力を貸す。 ゲーム版では「カーン」という名前で登場する。 メリニク 日本語音声:間宮康弘 普段はポリスに居る、ハンターの知り合いのストーカー。年齢は50歳程で本名は「メリニコフ」。ゲーム版では「ミラー」という名前の旧ソビエト連邦軍の軍人でありレンジャーチームのリーダー。チョルヌィ(ダークワン)が博覧会駅だけではなくメトロ全体の危機であると考え、彼個人の判断でアルチョムの援軍を買って出る。 ウリマン 日本語音声:奥田啓人 メリニクの部下のストーカーで物語の終盤アルチョムとともに行動する。アルチョムとさほど年齢は変わらないが、人生経験が豊富で心身ともにたくましい青年。 ゲーム版では「ウルマン」の名前でメリニク(ミラー)の部下のレンジャーとして中盤から登場する。原作と異なり、頻繁に軽口を叩くような性格に変更されている。 パーヴェル 日本語音声:ふくまつ進紗 ウリマンの相棒。終盤に登場するおしゃべりな男。パーヴェルとはロシア語の一般的な名である。 ゲーム版では「パヴェル」の名で中盤に登場し、ウリマン(ウルマン)と共にアルチョムを救出する。その後アルチョムと共に行動を共にするが、原作とは対照的に死亡してしまう。 ダニーラ ポリスで出会う研究者・祭司の階級「パラモン」に属する華奢な青年。読書という共通の趣味がきっかけでアルチョムと意気投合する。後にパラモン達と「ある取引」をしたアルチョムに協力する。 ゲーム版ではレンジャーの一員として登場するが、アルチョムと会話するようなイベントは無く最終的に生き残る。 チョルヌィ 数年前より突如として博覧会駅を襲撃し始めた新種のミュータントたち。銃弾を恐れず、人間を素手で引き裂けるほどの怪力を持っている。また、人の精神に干渉し恐怖を操る事も可能。 名前の由来は「黒」という意味のロシア語。その名の通り黒い肌と黒く大きな目を持つ。原作日本語訳では「黒き者」という呼び方になっている。ゲーム版では「ダークワン」の名で登場。 また、サーシャは彼等を「ホモ・ノヴォス(Homo Novus、ラテン語で新しい人類の意)」と呼び、かつては人間だったと主張するが真相は不明。
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