原作・アニメ版との相違点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 07:06 UTC 版)
「浦安鉄筋家族」の記事における「原作・アニメ版との相違点」の解説
原作・アニメ版では小鉄が一応の主人公として扱われているが、ドラマ版では大鉄が主人公となる。原作の大鉄は家族以外の人間をほぼ名前で呼ばなかったが、ドラマ版ではそれらの人物に対しても呟く程度に名前を呼んでいる。 ストーリー構成はアニメ版のように原作を忠実に再現したものではなく、原作『無印』編における複数のエピソードを織り交ぜた上でドラマオリジナルの人物やシーンを追加したものとなっている。ただし、順子や桜の服装・ヘアスタイルは『元祖!』以降に準じたものとなっており、その他の登場人物の容姿も原作から大幅に翻案されている。 原作は基本的に連載当時の日本の社会情勢(プロ野球ペナントレースの結果、たばこ税の税上げ、健康増進法の制定など)を反映しているため、ドラマ版では令和2年の時代に合わせた世界観に変更されている。そのため、原作『無印』編には無いインターネットやスマートフォンが関わる描写が存在する。 原作には大沢木家の人物が本編に全く登場しない(あるいは短い場面しか登場しない)回が多数存在するが、ドラマ版では家族全員が全エピソードに登場するように変更されている。これに伴い、金鉄がレギュラー化された。 大鉄の度を越した暴走運転や大便関連など、実写で表現するのが困難なシーンは、一部ミニカーや模型を使った演出で再現される。 実在人物のパロディキャラクターは出演の許可が下りた人物のみ登場し、モデルとなった人物本人が演じる。国会議員は登場せず、代わりにプロレスラーの真壁刀義が本人役として出演する。キャラクターとしての役割は国会議員と同じ。 放送時は『あっぱれ!』が連載中だったが、以下に挙げる点を除き、登場人物の設定は『無印』編準拠となっている(ただし、麻岡ゆみと大鉄のタクシー仲間は『元祖!』からの登場)。大鉄が自家用タクシーとして使用している車は原作ではS50系スカイラインだが、ドラマ版ではミズリナグリーンのRAS240系クラウンになっている。 小鉄とその同級生が小学5年生、桜と花丸木が高校2年生に変更。 金鉄は原作・アニメ版では標準語を話すが、ドラマ版では関西弁を話す。また、原作・アニメ版よりも痴呆が進んでいることを示唆する描写がある。 ハッチとスタスキーが登場しない。 仁は原作・アニメ版では小鉄の隣のクラスの転校生(『元祖!』以降は小鉄と同クラス)だが、ドラマ版では最初から小鉄のクラスメイトである。 奈々子先生は原作・アニメ版では小鉄とは別のクラスの担任だが、ドラマ版では小鉄のクラスの副担任である。また、春巻が失踪(遭難)した際、それに乗じて小鉄たちに彼の存在を忘却させてまともな人間に矯正しようと企む腹黒い一面が描写された。 星くんが本物の宇宙人という設定で、原作とは全く別物のキャラとして描かれている。 原作に随所で登場するデデニーランド(東京ディズニーランドのパロディ)はドラマ版には登場せず、オフィシャルホテルの外観が映り込むだけに留まる。 花丸木の露出シーンは、野外ロケが多いことを考慮して演者にブリーフを履かせており、劇中では全裸として扱われているが実際はパンツ一丁の状態である。
※この「原作・アニメ版との相違点」の解説は、「浦安鉄筋家族」の解説の一部です。
「原作・アニメ版との相違点」を含む「浦安鉄筋家族」の記事については、「浦安鉄筋家族」の概要を参照ください。
- 原作・アニメ版との相違点のページへのリンク