診断
(医療診断 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 04:13 UTC 版)
診断(しんだん、英語:diagnosis)とは、医者が患者を診察して、健康状態、病気の種類や病状などを判断すること[1]。
注釈
- ^ また日本の医療では、それら3つを最低限でも行うことが、医療 側が「診察」という名目の代金を健康保険組合などに請求するのに必要な必要条件となっているので、医師は診察室で患者が目の前の椅子に座ると「なにはともあれ まず血圧測定・脈拍数確認・心音確認を行う」という側面もある。
出典
- ^ デジタル大辞泉【診断】
- ^ 愁訴とは、患者が語る身体不調に関する語り・説明を広くさす総称。患者側の感情がこもっているので「愁訴」という。たとえば「2ヶ月ほど前から胃がシクシクと痛んでいたんですが、1周間前あたりから痛みがひどくなり、今日はもう耐えきれないほど激痛なので来院したんです(涙)」とか「3ヶ月ほど前から、右ふくらはぎが腫れて、腫れぽったくなっていて、数日前からとうとう室内で歩くのも辛くなりました。見てください、この足のひどいこと。」とか「2周間ほど前から、背中、特に腰の背中側がドーンと痛い感覚なんです。単なる腰痛ですかね?でも、なんだか心配で。」のようなもの。愁訴はもちろん大切な情報源であり、愁訴のおかげで適切な診断ができる場合も多い。一方「不定愁訴」という用語は、愁訴の特殊例であり、「なんとなく全身の調子がわるい」のような、はっきり部位が特定できないような病状報告が患者の口から出ること。「愁訴 = 不定愁訴」ではない。なお不定愁訴だけでは、漠然としすぎていて、情報があまりに足りなくて、病因も全然特定できないので、通常、他の診断も行って情報を増やす。
- ^ H.Harold Friedman著 日野原重明監訳 『PO臨床診断マニュアル』メディカル・サイエンス・インターナショナル ISBN 4-89592-294-4
- ^ Myriam Hunink, Paul Glasziou 著 福井次矢 監訳 『医療・ヘルスケアのための決断科学―エビデンスと価値判断の統合』医歯薬出版 ISBN 4-263-20554-5
- ^ 新潟大学「CADとは」
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