前方防御部隊とは? わかりやすく解説

前方防御部隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 04:21 UTC 版)

国境会戦 (朝鮮戦争)」の記事における「前方防御部隊」の解説

17連隊甕津半島において、第17連隊(2,719名)、第7砲兵大隊(526名)、対戦車砲中隊129名)、他支援部隊300名)からなる連隊戦闘団編成取っており、総員3,600名。主要装備は、105mm榴弾砲15門(うち3門故障)、57mm対戦車砲6門、81mm迫撃砲12門、60mm迫撃砲18門、2.36インチロケット砲60門、各種機関銃25挺を保有していた。開戦時連隊長白仁燁大佐。その任務は、甕津地区において防御戦闘展開するとともに遊撃戦によって敵の後方攪乱することであった必要に応じ海州一帯占領準備することになっていたが、一方で戦況次第では一時撤退することも考慮されていた。 第1師団ソウル北西開城から高浪浦にかけての正面担当していたが、開城については必要に応じて放棄する決心をしており、防御重点汶山指向していた。また、敵が主攻を向けると考えられる議政府正面第7師団左翼援護することも求められていた。第11連隊(2,527名)、第12連隊(2,728名)、第13連隊(2,578名)の3個連隊基幹として砲兵工兵大隊配属されており、総員9,715名。主要装備は、105mm榴弾砲15門、57mm対戦車砲18門、81mm迫撃砲36門、60mm迫撃砲54門、2.36インチロケット砲192門、各種機関銃43挺を保有していた。しかし第11連隊保有していた共有火器30パーセント5月下旬から6月上旬にかけて後方基地廠に搬送整備したため、同連隊は主に個人火器だけを保有していた。開戦時師団長白善燁大佐第7師団ソウル北東議政府回廊正面担当しており、敵の主攻との衝突想定されるもっとも重要な部隊であった第1連隊(2,514名)、第3連隊(2,487名)、第9連隊(2,419名)の3個連隊基幹とし、砲兵工兵大隊配属されていた。ただし、開戦直前6月15日付)に行われた部隊改編により、第3連隊首都警備司令部隷属変更され、これに代わり第2師団より編入された第25連隊部隊移動遅れたため、第7師団は2個連隊基幹総員7,211名)で開戦迎えた開戦時師団長劉載興准将第6師団春川正面中部山岳地帯守備しており、春川正面を第7連隊麟蹄正面第2連隊警備させ、北朝鮮侵攻にあたって原州の第19連隊をもって反撃する計画であった。この正面北朝鮮軍の助攻正面考えられ状況によっては一部ソウル方面転用しなければならない考えられいただけに縦深陣地造られていなかった。最も危険だ考えられていた華川-春川道沿いには十数個のトーチカ構築されており、これは5代目師団長であった劉載興大佐実施したものであった第2連隊(2,724名)、第7連隊(2,503名)、第19連隊(2,160名)および第16砲兵大隊工兵大隊により編成されており、総員9,338名。主要装備は、105mm榴弾砲15門、57mm対戦車砲12門、81mm迫撃砲33門、60mm迫撃砲65門、2.36インチロケット砲276門を保有していたが、105mm榴弾砲2門は故障により後方搬送していた。開戦時師団長金鐘五大佐第8師団東海岸道正面を守備しており、第10連隊(第21連隊の1個大隊配属)を右第一線、第21連隊第1大隊を左第一線、第21連隊の1個大隊予備として38度線陣地確保突破された場合は敵を打撃しながら海岸沿いに後退し、連谷川の線に誘致して撃破するやむを得ない状況でも江陵と広院里付近確保して攻勢転移する、という計画であった大隊長上の現地戦術図上演習実施し各部隊工兵大隊は第2、第3防御線を構築であった。第10連隊(2,476名)、第21連隊(2,467名)の2個連隊および砲兵工兵大隊により編成されており、総員6,866名。主要装備は、105mm榴弾砲15門、57mm対戦車砲12門、81mm迫撃砲24門、60mm迫撃砲38門、2.36インチロケット砲128門を保有していた開戦時師団長李成佳大佐

※この「前方防御部隊」の解説は、「国境会戦 (朝鮮戦争)」の解説の一部です。
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