戦闘に到る経緯とは? わかりやすく解説

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戦闘に到る経緯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 15:46 UTC 版)

ソウル会戦 (第一次)」の記事における「戦闘に到る経緯」の解説

1950年6月25日早朝北朝鮮軍韓国との国境線北緯38度線)の全線渡って越境し、攻撃開始した北朝鮮作戦構想は、ソウル陥落によって韓国軍崩壊し事実上勝敗決するであろうという前提基づいていた。この前提のもと、北朝鮮軍部隊2つ軍団編成し第1軍団を主攻としてソウルに対して求心的な攻撃実施し第2軍団は助攻としてこれを援護するように指導した韓国はこの攻勢予期しておらず、一部部隊が独自の判断警戒態勢取っていたのみであったため、北朝鮮は、ほぼ完全な奇襲達成した北朝鮮軍兵力装備錬度のいずれにおいても、韓国軍比して当に優越していた。特に韓国軍有効な対戦車火器欠けていた事は、韓国軍根強い恐怖心抱かせるまでに至ったこのため戦線全域で、北朝鮮軍優位に戦況推移した。しかし、北朝鮮予期とは異なり韓国兵の戦意極めて旺盛で、肉薄攻撃によって戦車撃破される例も多々見られた。また、前方防御部隊多くは、河川障害錯雑地形を活用して巧み防御戦を展開しており、これらの障害欠けていた議政府正面除いて韓国軍防御線は決定的な破綻を来たすには到らなかった。しかし議政府正面においては機甲部隊衝撃力利用した北朝鮮軍攻勢により、議政府市防御危険な状態に陥りつつあった。

※この「戦闘に到る経緯」の解説は、「ソウル会戦 (第一次)」の解説の一部です。
「戦闘に到る経緯」を含む「ソウル会戦 (第一次)」の記事については、「ソウル会戦 (第一次)」の概要を参照ください。

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