部隊移動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 09:07 UTC 版)
部隊として移動する場合は隊形を組んで相互に掩護しながら移動する。その方式には以下のようなものがある。 一挙前進:比較的安全な地域で遠距離を迅速に移動する際に用いられる方法である。それぞれの射撃班が15メートルから20メートルの間隔を前後に空けて全員で前進する。 一斉前進:警戒が必要な地域において迅速に移動する際に用いられる方法である。それぞれの分隊、射撃班の間隔を50メートル程度空けて全員で前進する。先行する部隊が攻撃を受けた場合、速やかに後続の部隊が戦術行動を展開できる。 継続躍進:戦闘において用いられる移動方法である。二個の射撃班が移動、片方が支援を交代に行いながら前進する基本的な戦術行動である。支援を行う射撃班は移動中の班が攻撃を受けそうになった場合、即座に射撃で応戦し、敵の行動を妨害する。この間にもう片方の班は移動を行い、目標位置まで移動を行い、今度は支援役として相手を抑える。その間に今度はもう片方が移動する。この継続躍進は現代の歩兵部隊戦術において中核的なものとなっている。
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