他の作家との関係
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手塚治虫 坂口は虫プロダクション、手塚プロダクションのアニメーターとして手塚作品を数多く手がけた『石の花』(潮出版社)第1巻 や『たつまきを売る老人』(奇想天外社) のカバー見返しに手塚による推薦文あり。原案手塚治虫のアニメラマ『クレオパトラ』をまんが化した。 永島慎二 同じ虫プロのアニメーターとして親密な関係にあった。永島が「COM」編集に携わっていた鈴木清澄を紹介したことが、「COM」に執筆するきっかけとなった。 安彦良和 「ガンダムエース」2002年11月号の貞本義行との対談で、「坂口尚?えっあの天才が?もったいないあなたのような人が!」とサンライズの面接に来た坂口に驚いたエピソードを紹介。『ろぼっ子ビートン』では坂口が絵コンテを担当したが、もっと別な作品でやって欲しかったと安彦は述べている。 『石の花』上(光文社)に上記エピソードを含む解説を寄稿。この解説は『原点 THE ORIGIN』にも収録された。 在籍期間が異なるため虫プロでの交流は無かった。 金山明博 「まんだらけZENBU」に連載した自伝的作品『まんが・アニメ奮戦記あめんぼうの詩』で虫プロでの坂口との交友を描いた。 樋口雅一 高校時代からの友人。坂口の誘いで1966年タツノコプロから虫プロに移籍。原画坂口班に所属し『ジャングル大帝』で動画を担当。樋口が監督した『まんが偉人物語』で1977年に坂口が結成した自主制作アニメ・グループ我楽苦他が作画・演出を担当した。 石原はるひこ 親友。石原の単行本『海猫の城』の解説は坂口によるもの。 さべあのま 『ライトブルーペイジ』(奇想天外社)のカバー見返しに坂口が推薦文を寄せた。 すがやみつる 編集者として坂口の『トム=ソーヤーの冒険』を担当。単行本に取りかかってもらうために、「プレイコミック」連載のハンマー坂口名義の『探偵ブラカン』の作画を手伝った。講談社の別館に坂口とともにカンヅメになり原稿を執筆した事もある。『次の本へ』で坂口の『石の花』を紹介。 瀬名秀明 「パラサイト・イヴは直接的にではないにしろVERSIONにインスパイアされて書かれた小説なのである」と角川ホラー文庫『パラサイト・イヴ』のあとがきに記述。坂口尚短編集第5巻『ドレみ空!』に解説を寄稿。また、「仙台市 読書活動推進フォーラム 基調講演」でも『石の花』や『たつまきを売る老人』についてふれるなど、講演やインタビューで坂口について言及。坂口の『紀元ギルシア』を小説化。 村上知彦 「ぱふ」1980年11月号特集坂口尚に「光の匂い、風の色 - 坂口尚論・未遂」を執筆。1981年の潮出版社刊『3月の風は3ノット』の解説、2007年に出版されたチクマ秀版社刊『3月の風は3ノット』の解説も村上によるもの。自著『まんが解体新書』に朝日新聞掲載コラム「入魂の遺作『あっかんべェ一休』-追悼・坂口尚さん」 を収録。 浦沢直樹 愛蔵版『石の花』1に「手塚治虫さんから、大友克洋さんのようなものまで幅広く…」「じゃあ、それを融合してみるっていうのは、どう?」「すでに融合させちゃってるんだよなぁ…。坂口尚さんが…」と寄稿。2016年10月6日に放送された「浦沢直樹の漫勉」の浦沢直樹の回で「手塚治虫と大友克洋をつなぐミッシングリンク」と坂口を紹介。 幸村誠 GROWING REEDで「どういうものが質のいいものだっていう風に思われて作品を作られてるんですか?」の問に「漫画には全く別の切り口があるんだということを初めて思い知らせてくれたのが坂口尚先生ですね」と答えた。
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