他のメディアでの春麗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 23:43 UTC 版)
当初はシリーズ唯一の女性キャラクターであったため、神崎将臣の漫画『ストリートファイターII-RYU』をはじめとした二次作品では主人公であるリュウとの間にラブコメが描かれることがあった。多くは思いを寄せる春麗に対し、恋愛沙汰に鈍感なリュウが気付かないという図式である。中平正彦の漫画『さくらがんばる!』では、さくらからリュウとの関係を恋人かとたずねられ激しく動揺している。本編でこのような関係が描かれることはなく、『ストIII 3rd』では互いに古くからの友人として言葉を交わしている。ドラマCD『ストリートファイターZERO 外伝 〜春麗旅立ちの章〜』では2人が夜眠れなくて話をしている時に、ゴウケンとの繋がりのある老人から2人の仲を茶化されている。ラストバトルではリュウと共に闘うシーンもある。 漫画・アニメなどのメディアミックスにおいてはいわゆる「お色気担当」として、数々のサービスカットが盛り込まれる。 アニメ映画『ストリートファイターII MOVIE』ではシャワーシーンが存在する。また、バルログの鉤爪に服を引き裂かれるシーンがある。序盤は押されるが、自身の血を見て冷静さを取り戻し、反撃を開始。バルログの素顔を踏みつけ、連続蹴りで怯ませ、最後は百裂脚で自身のマンションから突き落とした。しかし本人も意識不明の重体になってしまうが、終盤で回復した(その際、死んだふりをしてガイルを驚かせた)。特典で同作品が収録されているPS2ゲーム『ハイパーストリートファイターII』では、シャワーシーンはカットされている。 テレビアニメ『ストリートファイターII V』ではベガに服を剥がれ、その様をビデオに収めるなどという描写がある。 神崎将臣の漫画『ストリートファイターII-RYU』では、バルログとの戦闘で服を引き裂かれ、胸が露出する。ただし、当時の単行本では修正された。 ラブコメがほとんど描かれていない作品も存在する。 『ストリートファイターII〜よみがえる藤原京〜』では博覧会のパビリオンアニメのため、ケンに次いでの藤原京についての歴史の解説者となっている。 橋口隆志の4コマ漫画『ストII爆笑!!4コマギャグ外伝』では何かと突っ込み役に回ることが多く、キャミィを「小娘」呼ばわりするなど敵対心を持っていたり、「普通の女の子に戻りたい」が口癖ながら、血気盛んで怒りっぽい性格や腕輪を外し忘れたりするために戻れないでいるといった描写がなされている。 実写映画『ストリートファイター』ではベガが父の敵という設定はゲーム版と同じだが、春麗自体のプロフィールが異なっている(詳細はリンク先を参照)。 ウドンエンターテーメント『ストリートファイターコミックス』はほとんど捜査関連もの。 伊藤真美の漫画『SUPER STREET FIGHTHRII X 外伝』の「刺客!!」の前編と後編。前後編以上の長編漫画作品では数少ない春麗が単一主人公の作品。主な登場人物がイライザとシャドルーに関連したオリジナルキャラクターの捜査関連もの。 実写映画『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』ではベガが父の敵という設定は同じだが、父・シアンの職業が刑事ではない、母・ジーンが欧米人、春麗の職業がピアニストと、春麗自体のプロフィールが異なっている。 『モンスターストライク』では通常と進化時の属性は「水」設定である。 ほとんどの作品で春麗の父親は失踪したか死亡している。以下はそれ以外の設定。 アニメ『ストリートファイターII V』では生存している。同作では銅昴(ドウライ)の名で登場しており、フェイロンを弟子に持つ。声優は納谷六朗。 ドラマCD『ストリートファイターZERO 外伝 〜春麗旅立ちの章〜』では介臣(カイシン)という名前で、序盤は生存しているが後半では行方不明となっている。声優は大塚芳忠。この作品では春麗がカンフーをすることに反対しており、春麗は元格闘家の祖父のもとで武道の腕を磨いている。また、介臣はゴウケンと友人でライバルという設定で、この繋がりがきっかけに父を探す春麗が日本のゴウケンのいる寺に向かった時に隆と出会う。この日本で介臣が春麗の母と出会っているエピソードもある。
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