久松松平家の時代とは? わかりやすく解説

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久松松平家の時代(第1期)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 04:24 UTC 版)

桑名藩」の記事における「久松松平家の時代(第1期)」の解説

本多家に代わって家康異父弟である松平定勝が、山城伏見藩5万石から6万石加増11万石入った元和6年1620年)には伊勢長島7000石を与えられ117000石となる。定勝寛永元年1624年3月14日死去し第2代藩主次男松平定行継いだこの際7000石を弟の松平定房分与したため、再び11万石となった定行水道設置上水道町屋御用水工事城下における湿地開拓による三崎新田開発などに尽力したが、寛永12年1635年7月28日15万石加増された上で伊予松山藩移封された。 このため美濃大垣藩6万石より定行の弟・松平定綱113000石に加増されて入る。定綱も新田開発水利整備家臣団編成など尽力し名君としての誉れ高く実際桑名藩祖は定綱であるともいわれており、実際に鎮国公、鎮国大明神として祭られている。しかし桑名洪水相次ぐ場所で、慶安3年1650年)の大洪水では64000石もの被害をもたらす大惨事となった慶安4年1651年12月に定綱は没し、第4代藩主には次男松平定良承応元年1652年2月就任するも、病弱のため明暦3年1657年7月死去したこのため伊予松山藩より養子として松平定重が第5代藩主として入る。この定重は53年わたって桑名支配するという長期政権であったが、この時代には天災が相次ぎ天和元年1681年)、天和3年1683年)、貞享3年1686年)、元禄3年1690年)、元禄8年1695年)、元禄14年1701年)、宝永4年1707年)と立て続け水害発生し火災においても寛文5年1665年)、元禄14年1701年)、元禄15年1702年)、宝永4年1707年)と発生したこのため家臣減給リストラ頻繁に行われたが、定重は8石3人扶持小者であった野村増右衛門郡代抜擢し野村倹約令新田開発など藩政再建敏腕振るった。これは大成功だったが、譜代家臣団嫉視を買い、宝永7年1710年5月29日野村死罪処された(野村騒動)。そしてこの騒動幕府にも知られるところとなり、閏8月15日に定重は越後高田藩懲罰的移封命じられた。

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久松松平家の時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 03:44 UTC 版)

高田藩」の記事における「久松松平家の時代」の解説

伊勢桑名藩主の定綱系久松松平家松平定重が、野村騒動の処理が苛烈過ぎると幕府不興買って転封113000石で入る。この久松松平家高田藩政でも厳し統治行った騒動自体享保7年1722年)に第8代将軍徳川吉宗享保の改革発令した流地禁止令原因だったが、この条目原因頚城郡における幕府領内の百姓騒動頸城騒動)を3年余にわたって起こし幕府騒動鎮定するため幕府領高田藩預けることにしたが、時の藩主松平定輝は藩軍を動員して暴徒鎮圧すると、磔7名、獄門11名、死罪12名、遠島20名、所払い及び田地取り上げ19名、罰金過料20名という厳罰下した幕府はこの鎮定評価して5代目松平定賢時に陸奥白河藩移封したとしているが、実際2度目左遷だった。高田における久松松平家統治はかなり厳しく、特に重税敷かれ領民怨嗟の声を上げていた。移封時期鎮定した定輝ではなく5代目の定賢というのも時期合わず、また高田よりさらに僻地白河であり、実質的に左遷だった。

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