主人公の身辺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 04:01 UTC 版)
「リング (1998年の映画)」の記事における「主人公の身辺」の解説
浅川 玲子 演 - 松嶋菜々子 主人公。一人息子の陽一と暮らすシングルマザー。姪である智子の不審な死に興味を持ったことがきっかけで息子ともども「呪いのビデオ」を見てしまい、息子と自分の呪いを解くために呪いのビデオの真実へと迫っていく。 原作の浅川和行に相当するが、性別が女性と変更されており、職業もテレビ局のディレクターという肩書きに変更されている。また原作の近視という設定もなくメガネを掛けてはいない。 高山 竜司 演 - 真田広之 もう一人の主人公。大学で非常勤講師をしている。主人公の協力者として終盤まで行動を共にするが、物語の終盤で貞子に呪い殺されて死ぬ。映画版独自の設定として、玲子の元夫であり陽一の父親で、超能力者であるという設定が与えられている。また原作では楽観的で冗談を言う事が多い軽率な面が目立つが、映画版では終始シリアスで物事を深刻に考える人物となっている。 高野 舞 演 - 中谷美紀 竜司の勤める大学の教え子であり恋人で、映画版の結末では竜司の遺体の第一発見者となる。本作では顔見せ程度の登場だが、続編『らせん』と『リング2』では主要登場人物となり、それぞれ異なる運命を辿る。 原作小説では白で統一した衣装が印象的な女性として登場するのに対し、映画版では白い衣装をまとった貞子と区別するため、黒いコートに黒いタイツ、黒い靴という黒ずくめの衣装で登場する。 大石 智子 演 - 竹内結子 玲子の姪で、陽一のいとこ。原作同様に物語冒頭において「呪いのビデオ」の最初の犠牲者として登場し、その後口を大きく開き白目を剥いた苦悶の表情で死んでいるところを発見される。映画版では遺体の死に顔の描写が、序盤における特に衝撃的な場面の一つとして演出された。また、死後には眠っている玲子の夢枕で「叔母さん」と一言ささやき陽一がビデオを見ている事を教えるが、一方では陽一の夢枕にも現れ、ビデオを見るようにと言ったとされる。 倉橋 雅美 演 - 佐藤仁美 智子の友人。物語冒頭で「呪いのビデオ」の都市伝説を智子に語るが、その際に智子からビデオを見たことを打ち明けられ、その直後に智子の最期を目撃してしまう。続編『リング2』では、その時に貞子の姿を目撃していたとされ、ショックから立ち直れないまま精神病院に入院している様子が描かれる。映画版オリジナルの登場人物。 大石 良美 演 - しみず霧子 智子の母で、玲子の姉。智子の死に大きなショックを受けており、遺体を目撃した時の様子を玲子に話す。 玲子の叔母 演 - 大島蓉子 智子の葬儀の参列者。棺の中を見せようとしない葬儀に不信感を抱く。 浅川 陽一 演 - 大高力也 玲子と竜司の間に生まれた子供で、小学生。親権は玲子の側にある。智子の霊を目撃し、誘われるままに「呪いのビデオ」を見てしまう。原作の浅川陽子に相当する立ち位置の人物で、続編『らせん』では浅川陽子と同様の結末を辿るが、『リング2』では主要登場人物として異なる運命を辿る。 浅川 浩一 演 - 村松克己 玲子の父で、陽一の母方の祖父。遊びに来た陽一を預かり遊び相手をする。ラストシーンでは陽一の死を回避するため、玲子から「呪いのビデオ」を見せられることになり、続編では遺書を残して死亡したことが語られている。 吉野 賢三 演 - 松重豊 玲子が務めるテレビ局の報道局に勤める人物。物語冒頭で玲子の調査に協力する。原作小説と異なり本作では端役だが、映画版の『らせん』にも登場する。主人公と同様、彼もまた肩書きが原作小説から変更されている。 岡崎 演 - 柳ユーレイ 玲子の同僚であるアシスタントディレクター。物語冒頭で玲子の調査に協力するほか、伊豆大島へと出立した玲子に代わって東京で貞子について調べるなど、原作小説における吉野の役割を一部引き継ぐ。映画版オリジナルの登場人物で、役を演じた柳ユーレイは友情出演としてクレジットされている。本作では端役だが、続編『リング2』では主要登場人物として再登場する。 小宮 演 - 李鐘浩 玲子の同僚であるカメラマン。物語冒頭において、「呪いのビデオ」にまつわる都市伝説の取材で玲子に同行する。映画版オリジナルの登場人物。 早津 演 - 田辺博之 原作小説と同様、伊豆大島を訪れた玲子と竜司を出迎え、山村家が運営する旅館を手配する。玲子と竜司が伊豆に戻ろうとした際には、嵐で海が荒れていることを説明して2人を制止しようとした。 辻瑤子 演 - 池田真紀 能美武彦 演 - 高山隆志
※この「主人公の身辺」の解説は、「リング (1998年の映画)」の解説の一部です。
「主人公の身辺」を含む「リング (1998年の映画)」の記事については、「リング (1998年の映画)」の概要を参照ください。
- 主人公の身辺のページへのリンク