中日からドラフト1位指名とは? わかりやすく解説

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中日からドラフト1位指名

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 16:32 UTC 版)

平田洋」の記事における「中日からドラフト1位指名」の解説

惜しくも夏の甲子園出場逃したが、34イニング連続失点のほか6試合38イニング52奪三振記録したその剛腕早くからプロ野球界から注目集め、『中日新聞記者村井博美は「もっと大きな舞台プロ野球)であの速球を見ることができそうだ」と期待寄せていた。また懸案事項だった右肩腱板損傷についても「『その後遺症は100%ない』と言ってよい」(巨人関東孝雄スカウト段階まで回復しており、同年ドラフト会議控えて高校生では宇和島東高校平井正史とともにドラフト1位候補」と高く評価されていた。 一方で平田本人地元愛知県名古屋市本拠地ナゴヤ球場)を置く中日ドラゴンズへの入団熱望しており、ドラフト会議前(後述プロ球団接触解禁後)には中日以外にも近鉄バファローズ・ヤクルトスワローズ・読売ジャイアンツ巨人)やオリックス・ブルーウェーブなど7球団訪れて対面調査行ったが、平田挨拶訪れた7球団スカウトに対しプロ野球プレーしたい地元中日以外は入団拒否する中日活躍する自分の姿を家族周囲の人に間近見てもらいたい」と公言し中日以外の球団からの勧誘はすべて断っていた。その相思相愛ぶりに対し巨人伊藤菊雄スカウトは「『平田君が中日決まり』なんて誰が決めたんだ」と引き下がらない姿勢見せていた一方獲得狙っていた球団中には豊田大谷高へ電話で「平田君は中日に行くのが一番いい」と「獲得断念」の意向伝えた球団もあったほどだった。 中日球団としても過去槙原寛己工藤公康松井秀喜地元逸材選手獲得逃し続けた苦い経験があったことから、早い時期から地元出身でかつ「将来性はもちろん即戦力期待もかかる」逸材だった平田関心示していた。そのため1993年10月7日までに「ドラフト会議平田1位指名する」と方針決めた中日球団社長中山了は「逆指名してくれて非常に嬉しい。それに対し誠意を示す意味でも1位指名する。スカウトからは『地元出身選手では星稜・小松辰雄以来逸材』と報告受けている」とコメントしたほか、当時監督高木守道も「1位で指名しなければ他球団奪われてしまう選手即戦力として計算できるだろう」とコメントしていた。 平田1993年10月14日愛知県高等学校野球連盟愛知県高野連)宛に郵送した野球部員登録抹消届」を受理されたことでプロ野球球団との接触可能になり、スカウト事前調査応じることが可能な身分となったその5日後となる1993年10月20日には豊田大谷高校中日法元英明スカウト12球団で最も速く平田交渉して1位指名する」と伝え平田改めて「中日プレーしたい他球団から指名がないことを祈っている。仮に他球団指名獲得した場合入団拒否する」と中日入り希望アピールした。さらに1993年11月5日豊田大谷高で中日岡田英津也球団編成部長から初め挨拶を受け「君はこれから大きく伸びる頑張ってほしい」と激励された際にも改めて「中日以外は入団拒否」の意向伝え中日球団ドラフト会議前日1993年11月19日)までに編成会議にて「平田を1位・鳥越裕介明治大学)を2位指名する」と確認したドラフト会議当日1993年11月20日)まで「オリックス強行1位指名する可能性がある」と囁かれてはいたが、オリックス結局平田断念して宇和島東高校平井正史1位指名した。結局ほか11球団から重複指名受けず中日単独指名確定した直後平田記者会見で「仮に落合(博満)さんが他球団移籍すれば対戦機会巡ってくるので、その時内角球で思い切り勝負したい。そのために早く一軍上がりたい」とコメントした中日球団にとって地元出身高校生ドラフト1位指名選手1986年近藤真一享栄高校以来だった。

※この「中日からドラフト1位指名」の解説は、「平田洋」の解説の一部です。
「中日からドラフト1位指名」を含む「平田洋」の記事については、「平田洋」の概要を参照ください。

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