中国での流行
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「重症熱性血小板減少症候群」の記事における「中国での流行」の解説
2006年11月に安徽省で発見され、2007年頃から拡大して中国河南省南部信陽市(しんよう、シンヤン)商城県を中心に流行。「発熱を伴う血小板減少」という特別な病状を示しておりこれはアナプラズマ症例の特徴であるが、「ヒト顆粒球アナプラズマ症」 (HGA) の証拠が見つけられない場合もあった。 発見後の2008年始め頃には治療と診断のガイドラインも出て広範囲で疫学調査が開始されたが、原因不明ということで流行は公表されなかった。しかし、2010年9月8日には新聞のスクープがきっかけとなり公表されるに至った。同年8月に行われた調査結果によれば河南省で557人が感染し18人が死亡、山東省で182人が感染し13人が死亡、江蘇省の省都南京市で4人が死亡(6人死亡という報道有り)し、合計35人以上が死亡するなど31の1級行政区(省など)中12の地域に広がっているとされる。 山東省ではHGAへの監視を2008年5月に開始しており、一方のブニヤウイルスに対する監視は河南省と湖北省が2009年5月に開始している。また、河南省が信陽市に専門家を派遣したのは2010年4月初旬のことで、中国衛生部が河南省に専門家を派遣したのは同年9月12日のことである。 中国では一連の症例に対して、「発熱を伴う血小板減少症候群(中: 发热伴血小板减少综合征、英: fever- thrombocytopenia syndrome または thrombocytopenia with fever)」という仮の名称を付けている(症例定義で「発熱」が必須とされている)。 安徽省、河南省、山東省、江蘇省、湖北省、黒龍江省、内モンゴル自治区、新疆ウイグル自治区、天津市、海南省、四川省、雲南省の12の1級行政区に広がっている。 感染者は河南省信陽市の商城県、溮河区、光山県、平橋区に集中している。特に河南省信陽市商城県はダニの汚染地区で、全県で数百人が咬まれ、多数の死亡例がある。また、感染者は都市部では極めて少なくほとんどが農民であり、丘陵地帯で多発している(最初の発見も安徽省の大別山脈(英語版)(拼音: Dàbié ターピエ)だった)。 女性と老人(40歳以上)に危険が高い(感受性の問題か社会的な問題かは不明)。 症例は5月、6月に集中して発生している。 中国においては治療にリバビリンの投与が行われているが、有効性は不明である。
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中国での流行
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中国広東省での2013年の患者数は、8月に674人、9月に1,269人、10月に1,473人、11月に922人等、計4,633人であった。以下に同地区での2014年の流行について、時系列的に示す。 月日患者数(人)7月30日 46 9月7日 1,145 9月22日 6,089 9月27日 10,743 10月6日 21,527 10月12日 30,325 10月19日 37,525 10月24日 40,339
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