上海世博

日本館では、キヤノンが動画撮影中に人の笑顔を認識すると自動的に静止画として取り出すことができる「ワンダーカメラ」を世界初公開。大画面でのデモンストレーションに、会場は笑顔であふれているそうです。トヨタ自動車は1人乗りの三輪コンセプトカー「i-REAL」と介護・医療・家事などを支援する「パートナーロボット」を出展しています。パートナーロボットは二足歩行で、バイオリン演奏を披露しています。パナソニックが出展した世界最大152インチ超高精細プラズマディスプレイ3枚が一体化した横幅10メートル以上の「ライフウォール」は、ジェスチャー操作でテレビやインターネットなどさまざまコンテンツを楽しむことができます。このほか東芝、ホンダ、小松製作所、全日空、資生堂をはじめ電気事業連合会、日本鉄鋼連盟など24の企業・団体が出展・協力しています。
日本産業館は22社・2自治体で構成。「日本の創るよい暮し」をコンセプトに、人々の生活をより豊かにする企業の取り組みを紹介しています。注目を集めているのが同館のトイレ、「世界一トイレ」です。INAXなどが提供し、汚い・臭いというイメージを払拭、清潔で居心地のいい応接間のような空間を創出しています。テルモは大型3D(3次元)シアターで医療技術の進歩を紹介、ユニ・チャームは中国から伝わり日本に根付いた手すき創作和紙(幅15×高さ3メートル)に、手書き線画アニメを上映しています。また帝人グループは展示のほか、リサイクル可能なポリエステル素材を同館のアテンダントの制服、スタッフブルゾンなどに提供しています。
大阪館は「水の都」として発展してきた歴史を紹介しながら水処理技術やエネルギー技術など大阪・関西地区の先進テクノロジーを展示しています。
これら各館で紹介されるわが国の最先端技術は、会期末の10月31日まで来場者を魅了し続けることでしょう。
(掲載日:2010/05/17)
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