ロ・ハウス
省エネと快適性を両立した新しい住まいのあり方として、政府が提唱するロ・ハウス。ここ数年、広がりつつある健康と持続可能な社会に配慮したライフスタイルを表す「ロハス(LOHAS・Lifestyle of Health And Sustainability)」の発想を家作りに反映し「ロ・ハウス」(LO・House)というキーワードで打ち出しています。
普及促進に取り組むのは経済産業省、国土交通省、環境省の3省。住宅分野での省エネ対策の重要性についてはさまざまな層が認識しているものの、住宅メーカーや工務店など事業者側と、実際の住まい手との間で具体的イメージが共有されていないのが実情。新たなコンセプトとして関係者が共有することで、快適な暮らしを維持しながら省エネを進める狙いがあります。
同時に政府は、住宅の省エネ性能を消費者に分かりやすい形で表示することで、省エネ効果の高い住宅の選択が進むことも期待しています。その際には外側の断熱性だけでなく、設備や機器も含めた総合的な評価手法が必要との指摘もあります。
地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の約1割は家庭部門から排出されており、しかも排出増に歯止めがかかる兆しはみられません。温暖化対策の面からも住宅の省エネ対策の重要性はますます高まっています。
(掲載日:2007/12/13)
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