ルール・賞品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 03:00 UTC 版)
「世界まるごと2001年」の記事における「ルール・賞品」の解説
オープニングクイズ 各チームに1問ずつ出題。当初は選択肢無しで口頭で答える形式だったが、後に◦×問題や正解を3つないしは4つの選択肢から選ぶ問題になった。正解すると10点を獲得。また、ペアで正解すると20点を獲得できた。 通常問題 3問出題され、フリップに書いて答える。得点は1問正解で10点から20点。惜しい答えの場合には5点を与えることもあった。 逆転クイズ 正面にある4×4のテレビモニターに、問題のジャンルと各ジャンルの10点・30点・50点パネルが出される。この表示は、フジテレビの『クイズグランプリ』に似ている。 ジャンルボード政治芸能スポーツスペシャル10 10 10 10 30 30 30 30 50 50 50 50 点数の少ないチームからジャンルと点数を選び、問題のVTRが流された後、人物名か地名を答える。この逆転クイズに限り、後期には解答者が答えを言った後、山口が「(解答者が言った人物名か地名)どうでしょう?」とコールして正誤判定され、正解時にはチャイムが鳴り、不正解ならブザーが鳴った(初期にはなかった)。 視聴者へのプレゼントクイズもこの逆転クイズの問題の中から出題され、大抵は10点の問題が選ばれるが、巨泉の一声で30点の問題にしたこともある。小野ヤスシや中尾ミエなどがゲスト解答者として出演した際にはそのプレゼントクイズの正解がゲスト出演した本人だったり、林家こぶ平がゲスト出演していた際には父親の林家三平がプレゼントクイズの正解だったことがあり、山口が正解のヒントになることを会話の中で言っていたこともある。 稀にその日のゲスト解答者などに合わせたジャンルが設定され、レギュラーの石坂、たけし、司会の山口美江に因んで「こうじ」「たけし」「山口」というジャンルが登場したこともある。「こうじ」の10点の問題が視聴者へのプレゼントクイズとして選ばれたが、石坂ではなく鶴田浩二(つるたこうじ)が正解になるVTRだった。ちなみに「たけし」の10点はビートたけし、「山口」の10点は山口美江ではなく山口百恵だった。 『HOWマッチ』とは違い、他のクイズ番組同様、正解して獲得した得点を競い、問題が全て終了した時点で得点の一番高いチームがトップ賞となる。第1問から逆転クイズ前まで全問正解して50点を取り、なおかつ逆転クイズも50点の問題を選んで正解すると100点となって世界一周旅行を獲得できた。『HOWマッチ』と同様に、スタジオが暗くなって、達成した解答者にスポットライトが当たる演出があった。世界一周旅行は、石坂浩二チームと安部譲二・小牧ユカチームとビートたけしチームが獲得している。後期にはルールが若干変わり、全問正解の賞品は変わらず世界一周旅行だったが、それ以下でも点数によってさまざまな賞品が出るようになった(100点/80点以上/60点以上/40点以上/39点以下の5段階)。 『HOWマッチ』とは違って難易度が高かったため、逆転クイズの前の得点確認の際、20点から30点でトップということも多く、世界一周旅行も出にくくなっていた。トップ賞は、前期では週替わりの賞品だったが、後期は週替わりの海外旅行だった。視聴者プレゼントもその日のトップ賞の海外旅行および海外製品を各1名に用意していた。最終回では、100点が世界一周旅行、80点以上はカナダ旅行、60点以上はオーストラリア旅行、40点以上はハワイ旅行、39点以下は伊東一泊カラオケ付きという、いずれも巨泉に関係する場所だった。 上のジャンルでは「政治 芸能 スポーツ スペシャル」という例になっているが、「政治経済」や「大統領」、「音楽」、「芸術」、「自然科学」、「場所」、「文学」など、ジャンルは週替わりとなり、後期なら「大中小」、「一二三」、「東西南北」、「春夏秋冬」、「上下」、「松竹梅」、「千」、「動物」、「植物」、「そっくりさん」、「リゾート」などもあった。これは、例として「大中小」なら映像を見て名前に「大中小」いずれかの漢字が含まれる著名人(吉永小百合などの解答例があった)、「動物」や「植物」なら名前に動物か植物を意味する漢字が含まれる著名人(鰐淵晴子などの解答例があった)が誰かを当てるものだった。 番組後期の特別ルールとして、巨泉のアイデアで、3チーム目まで不正解で4チーム目も不正解してもトップ賞が確定する場合、4チーム目は世界一周旅行獲得をかけて「プッシュ」を宣言することができた。かつて「世界まるごとHOWマッチ」でも末期に採用していたルールで、「プッシュ」を宣言した場合、残った50点のジャンルの中から司会者とコメンテーターが選んだ問題に答え、正解すれば世界一周旅行獲得、不正解なら0点となってしまう。石坂がプッシュ成功、たけしがプッシュ失敗したことがある(たけしは後にプッシュ成功したこともある)。
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