ルナティックドーン II
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「ルナティックドーン」の記事における「ルナティックドーン II」の解説
1994年にPC-98用のPCゲームとして発売。1999年12月にWindows用の復刻版が発売。2009年3月19日にはWindows向けに『I』・『III』(オフライン限定仕様)とセットになったレジェンドパックも発売された。 セーブデータはフロッピー1枚で複数運用できる程に軽量化され、様々なセーブデータを保存・使用しやすくなった。PC-98版の価格は10800円。要ハードディスク。2006年11月24日より、プロジェクトEGGにて配信されている。 今作では世界そのものは自動生成ではなく、予め用意された世界を旅するゲームシステムを採用。その分、特徴あるフィールドマップとダンジョンとなり、特色ある地域を冒険・探索する楽しみがある。戦闘は前作のストラテジー形式を継承し、臨場感あふれる本物の戦闘の雰囲気を味わえる。戦闘マップや攻撃の種類が多彩になり、仲間や敵の自己判断 (AI) での行動の幅も大きく広がった。 マップに存在する各国家のうち、神聖ギザ帝国、敦津、ムハール帝国、日倭、マニカパ王国は、それぞれ中世ヨーロッパ、中国、オスマン帝国、江戸時代の日本、マヤ・アステカ文明がモチーフであり、各国内の地形、建物、販売品、ダンジョンなども、モチーフとなっている現実の地域に準拠している。この現実の中世国家モチーフは、『開かれた前途』『前途への道標』『第三の書』にも採用されている。なお、残りの国家、フィクシオンには現実のモチーフは無く、純然たるハイファンタジー調である。 今作からの新要素として必殺技や究極魔法があり、世界各地の特定ダンジョンにいる達人から習得できる。習得には該当するスキルが高くなければならない。また、自分の家が購入できるようになっている。自宅では無料の休息が取れるようになる他、家族らをパーティーへ入出できる。さらに結婚もランダムイベントの一種ではなくなり、人間の冒険者に任意に求婚できるようになっている。他にも、アイテムの価格が時間とともに変動する要素も導入された。各国の首都での英雄度と知名度が最高になると、国王になるクエストを受けられるようになり、国王エンディングを迎えることもできる。 なお、本作では仲間との間に「信頼度」という隠しパラメーターが存在する。仲間の益を確保しつつ長く一緒に冒険すると信頼度が上がり、自分が死んだ時に復活してもらいやすくなる。逆に仲間に長く不利益を与えると、信頼度が下がる。依頼などで護衛や救出した相手の場合、特に信頼度が上昇する。結婚するのには信頼度の高さも必要になる。 本作はレアアイテムにまつわる仕様がバージョンごとに異なっており、Windows用復刻版では、一部レアアイテムがニューゲーム開始直後にしか入手不可能なバグが存在している。該当のバグは、更に後年のレジェンドパック収録版では修正済み。
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