リュートをちょうげんするおんな〔‐をテウゲンするをんな〕【リュートを調弦する女】
リュートを調弦する女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/01 15:33 UTC 版)
『リュートを調弦する女』[1](リュートをちょうげんするおんな)として知られる『リュートを持つ女』(リュートをもつおんな, 蘭: Vrouw met een luit, 英: Woman with a Lute)は、オランダ黄金時代の画家ヨハネス・フェルメールが1662年から1663年頃に制作した絵画である。油彩。リュートを調律する若い女性を描いた作品で、構図自体は現存するフェルメールの作品の中でも最も優れたものの1つとされているが、保存状態は最も悪い[2]。現在はニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵されている[1][2][3][4]。
- ^ a b c 『西洋絵画作品名辞典』p.569。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s “Woman with a Pearl Necklace”. Essential Vermeer. 2023年4月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “Young Woman with a Lute”. メトロポリタン美術館公式サイト. 2023年4月24日閲覧。
- ^ a b c “Vrouw met een luit, ca. 1662-1665”. オランダ美術史研究所(RKD)公式サイト. 2023年4月24日閲覧。
- ^ National Gallery of Art Online Editions p.1-2.
- ^ 『西洋美術解読事典』p.57「ヴィオール」の項。
- ^ 『西洋美術解読事典』p.90-92「楽器」の項。
- 1 リュートを調弦する女とは
- 2 リュートを調弦する女の概要
- 3 保存状態
- 4 参考文献
リュートを調弦する女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 18:43 UTC 版)
「フェルメールの作品」の記事における「リュートを調弦する女」の解説
制作年代:1664年頃 技法:カンヴァス、油彩 サイズ:51.4×45.7cm 所蔵:メトロポリタン美術館 来歴:鉄道王コリス・P・ハンティントン旧蔵。1925年、メトロポリタン美術館に遺贈。 題名は『窓辺でリュートを弾く女』とされることもあるが、画中の女性はリュートを弾いているのではなく、調弦していている手をふと休めたところである。このことは右手の構え方や、右手が触れている弦と左手が触れているペグ(糸巻)が異なっていることから判断できる。女性は窓の外を見つめ、誰か(おそらくは恋人)のやって来るのを心待ちにしている風情である。本作品は保存状態が悪いために傷みが激しく、また画面の暗さのため分かりづらいが、画中にはもう1つの楽器(ビオラ・ダ・ガンバ)があり、向かって右には空席の椅子があることも、やがてやって来る来訪者のあることを暗示している。 詳細は「リュートを調弦する女(英語版)」を参照
※この「リュートを調弦する女」の解説は、「フェルメールの作品」の解説の一部です。
「リュートを調弦する女」を含む「フェルメールの作品」の記事については、「フェルメールの作品」の概要を参照ください。
- リュートを調弦する女のページへのリンク