Cmode
マルチマネー対応自販機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/02 23:33 UTC 版)
「Cmode」の記事における「マルチマネー対応自販機」の解説
※ 本節では、上記「Cmodeマネーサービス」に対応していた飲料自動販売機または飲料代金決算装置について記述する。 初代シーモ シーモ2 子シーモを搭載した飲料自動販売機 新子シーモを搭載した飲料自動販売機 e-40 Cmodeでの支払いに対応している飲料自動販売機(以下、自販機)を「マルチマネー自動販売機」(従来は「シーモ」)と称している。 QRコードのみに対応するシーモ(1)と、おサイフケータイとFeliCa搭載カードに対応するシーモ2および子シーモ・新子シーモの4種類のシーモ自販機がある。 将来的には全ての自販機がマルチマネー自販機(シーモ2・e-40・(新)子シーモ)になると発表され、既にシーモ(1)は現存しないが、2010年に導入した「ecoる/ソーラー」はマルチマネー非対応である。 シーモ QRコードのみに対応する初期型である。パナソニック(旧松下冷機)製。プリンターやテンキーなどが付属していて、ジョイポリスなどのクーポン券を発行する機能が付いていた。携帯電話で会員サイトに接続しチケット(QRコード)を表示させて、シーモのバーコードリーダーに携帯画面をかざす必要がある。 シーモ2・子シーモ登場後は順次置き換えられ、現存しない。 シーモ2 2004年登場。パナソニック製。FeliCa対応のマルチリーダライタが搭載され、おサイフケータイやFeliCa対応ICカードに対応するようになったが、テンキーやプリンターは排除されドリンク購入に機能が特化された。QRコードを使う場合はバーコードリーダーに携帯電話の画面をかざすだけで自動的に目的の画面に遷移するようになった。 高価であり、既存の販売機に設置できる子シーモシリーズの普及や、e-40など省エネ性能の高い「ecoる」シリーズの登場などから、2016年現在では、徐々に設置台数が減少している。 子シーモ(こシーモ) 2005年12月登場。VFDの表示盤・マルチリーダライタ・小型のQRコード読取装置が一体となった小型の筐体。ユニットは日本コンラックス製、マルチリーダライタはパナソニック製。 コカ・コーラ社が設置した既存の自販機(中央に黒い蓋[外部機器用ユニット]があるタイプに限る)に設置することが可能。機器価格もシーモ2より抑えられるため急速に拡大していたが、Cmodeのサービス終了や、最新の自販機に、nanacoや交通系電子マネーなどのより多くの電子マネーを使用できることから、2017年以降は減少傾向に至る。 新子シーモ(しんこシーモ) 2008年5月頃から設置が始まった。製造元は子シーモと同じ。QRコードリーダーとうさぎマークなどのボタンが排除され、代わりに電子マネー選択ボタンが配置された。これによって子シーモ以前のシーモで可能だったQRコードでの購入が出来なくなり、現金とFeliCa通信での購入にのみ対応する。投入金額表示機も子シーモの筐体で採用されたVFD式になり、コカ・コーラ社のロゴなども表示できる。 e-40(ecoる/E40) (正式にはシーモには属さないがシーモ電子マネーが利用できるので本項で紹介する。) 2009年から設置され始めた、国内No.1の省エネを実現した次世代型の自販機。パナソニック製。LED照明・ノンフロン冷媒・排熱を利用したヒートポンプ・断熱性の高い真空断熱材など、パナソニックが持つ省エネ技術が惜しみなく盛り込まれている。さらに商品取り出し口を取り出しやすい高さに配置し、投入口とVFD式情報表示機をその上部に配置するデザインで、背の低い者や車いす利用者など自販機に対する弱者に配慮した従来型ベンダーの設計思想を取り込んでいる。新子シーモと同じマルチリーダライタを搭載。 電子マネーへのチャージ(Cmode電子マネーのみ可能・2010年9月30日終了済) シーモ2・子シーモ・新子シーモで、現金投入によりチャージ(入金)を行う。チャージ上限は5000円で、10円単位でチャージができる。 投入金額全額のチャージのみに対応し、釣り銭を払い出すこと(千円札1枚を投入して600円分チャージなど)はできない。
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