ホテル王・並樹グループ
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「トドメの接吻」の記事における「ホテル王・並樹グループ」の解説
並樹尊氏(なみき たかうじ)〈22〉 演 - 新田真剣佑(幼少期:荒木飛羽) 日本企業トップのホテル王・並樹グループの御曹司で、美尊の義兄。1995年11月16日生まれ。並樹乗馬倶楽部の部長。並樹家とは養子縁組の間柄で、血縁関係は無いが、尊氏は「美尊達に愛されているだけで十分」と満足していた。 しかし、12年前に美尊らと一緒にクルーズ船「プロメテウス号」に乗っていた時、尊が京子に「美尊が産まれる事を知っていたら、尊氏を養子として引き取るつもりは無かった」と話しているのを偶然聞いてしまい、激しくショックを受けた尊氏は機関室に逃げ込む。強い怒りと悲しみに駆られた尊氏は、手に持っていた「ペガサスの置物」を力任せに放り投げ、その置物が機械に当たった衝撃で起きた爆発が、旺太郎と彼の家族をも巻き込んだ海難事故の原因となった。無事に生還した尊氏は、美尊の父・尊から「海難事故の原因を示す証拠である『プロメテウス号の防犯カメラの映像が記録されたビデオテープ』を処分する代わりに後継者の座を諦め、美尊を陰で支えて欲しい」と頼まれ、やむを得ず了承した。 第3話の終盤で、12年前に処分されたはずのビデオテープを新井が隠し持っていることを知り、更に彼が並樹グループの副社長になるための策略に協力するよう脅され、美尊に「養子縁組の解消」を告げた上で結婚を申し出る。 第4話以降には、一度は危篤状態から回復した尊が再び発作に襲われたのを見殺しにしたり、ビデオテープの存在を知った長谷部を布袋に襲わせる等、冷酷かつ横暴な一面を見せるようになる。 やがて旺太郎がプロメテウス号の事故の真実を暴こうとしていることや、愛ではなく財産目当てで美尊に近づいていることを知り、美尊を守るために旺太郎を潰すことを決心する。 春海から得た「宰子の力で過去に戻れる」という情報の真偽を確かめるために宰子を誘拐し、監禁場所に旺太郎を呼び出し過去に戻る方法を吐かせようとするも、旺太郎に挑発されたことで逆上、そのまま彼を殺そうとするも、タイムリープを利用した旺太郎の策略により警察に逮捕された。その後、脱獄し旺太郎と美尊の結婚式を行っている教会に現れて、旺太郎をナイフで刺そうとするが、彼を庇った宰子を誤って刺殺してしまう。 春海の能力でタイムリープした世界では旺太郎に「美尊の幸せを心から願うなら彼女に素直な気持ちを伝えてやれ」と言われ、ビデオテープを破壊されるのを目撃したことにより、並樹家から籍を抜いて警察署に出頭することを決め、美尊に船の事故は自分が起こしたと話す。その際、彼女の「どんなことがあっても離れたりしない」という思いを聞いて、彼女を優しく抱きしめながら「愛してる」という素直な気持ちを伝えた。 並樹美尊(なみき みこと)〈21〉 演 - 新木優子(幼少期:内田未来) 日本企業トップのホテル王・並樹グループの令嬢で、尊氏の義妹。1996年10月30日生まれ。宝城学園大学の学生。 当初は血のつながらない兄・尊氏に想いを寄せていたが、旺太郎がタイムリープの能力を利用し尊氏・美尊の間に割り込み、本来は尊氏が美尊にかけるはずだった言葉を「横取り」したり、様々な策略で彼女の気を引く行為をしたために、次第に旺太郎に惹かれてゆく。やがて尊氏の冷酷な一面を知るうちに尊氏からのプロポーズを断り、旺太郎と結婚したいと願うようになる。 一度宰子からキスをされてタイムリープし、そのことを旺太郎に話した時は彼からそれは夢だと言いくるめられる。宰子の能力や旺太郎が他の女を愛していることには薄々感づいていたが、旺太郎からのプロポーズを受け結婚式を挙げようとする。しかし、式の最中、義兄が宰子を刺殺し、嘆き悲しむ旺太郎を目撃してしまう。 宰子の死後に旺太郎に呼び出され、「成り上がるために宰子の能力を利用した」ことと、それにより尊氏達の人生を壊してしまったこと、そして旺太郎が本当に愛しているのは宰子だから美尊を幸せにはできない事を告げられる。それらを聞いて涙を流したが、今度は他人の幸せのために動く事を旺太郎に約束させる。 その後は自らが並樹グループの後を継ぎ、逮捕された尊氏が戻るのを待つとグループ役員たちの前で宣言した。 春海の能力によりタイムリープした世界では、尊氏から過去の罪を告白されたがそれを受け入れ、自分もずっと兄が好きだった事を伝えて何があっても離れないと誓う。 並樹尊(なみき たかし) 演 - 山田明郷 尊氏・美尊の父であり、並樹グループの社長。病気療養中であったが、第3話の終盤で危篤状態に陥る。 尊氏を養子として迎え入れたのは、美尊が産まれる事を知る前であり、「会社は、美尊か美尊の伴侶に継がせる」と決めている為、「尊氏を後継ぎにする」という新井の方針には反対している。 第4話で、発作により息を引き取った。 並樹京子(なみき きょうこ) 演 - 高橋ひとみ 尊氏・美尊の母。 新井郡次(あらい ぐんじ) 演 - 小市慢太郎 並樹グループの社長秘書。尊氏の実母の兄弟。 12年前の海難事故の後、社長の尊から「プロメテウス号の防犯カメラの映像が記録されたビデオテープ」を渡され、それを処分するよう命じられていた。しかし、密かに「並樹グループの副社長」としての地位を狙っていた新井は、そのビデオテープを自らの野望のための「道具」として利用する事を画策する。そして尊や尊氏に対しては証拠が全て抹消されたかのように装いつつも、実際には、尊から渡されたビデオテープを今なお隠し持っていた。第3話で尊氏にその事実を明かした上で自らの計画に協力するよう、ビデオテープをネタに要求する。 旺太郎が12年前の海難事故の関係者であることを把握しており、彼が美尊や並樹家に何度も接触を試みている目的が「海難事故の真相を探ること」ではないかと警戒していたが、尊氏失脚後は、次期副社長の椅子目当てで彼に協力する。 後に春海の能力でタイムリープした旺太郎によってビデオテープを奪われ、その場で破壊されたことで尊氏を脅せなくなった。
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