ベルベル言語・文化研究とは? わかりやすく解説

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ベルベル(タマジグ)言語・文化研究

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 23:30 UTC 版)

ムールード・マムリ」の記事における「ベルベル(タマジグ)言語・文化研究」の解説

アルジェリア独立後の1962年帰国しアルジェ大学フランス語版)で民族誌学教えたまた、独立後は分離独立運動警戒した政府によって大学ベルベル語教えることが禁じられていたが、1965年にウアリ・ブーメディエン(フランス語版新政権誕生すると、教育相就任したアフメド・タレブ(フランス語版)から同大学の文学部ベルベル語講座担当するよう個人的に依頼された。このため正規講座としてではなく民族学部門特設講座としてであったが、以後、マムリは1972年まで7年わたって許可される限りにおいてベルベル言語と文化教えた許可下りないときにはボランティア教えたが、1973年高等教育課程民族学人類学講座廃止された。これらは植民者の(植民地時代の)学問であるという理由であったアルジェ大学講義続け一方で1969年から1980年まで人類学先史学民族誌学研究所(CRAPE)の所長務めた。この研究所1949年アルジェ大学人類学先史考古学研究所として創設され1971年12月23日人類学先史学民族誌学研究所として国立科学研究機関属す研究所となり、後の1999年国立先史学人類学歴史学研究所に改称されることになる。なお、文化人類学者の宮治美江子は、1974年から75年にかけてカビリー地方初め本格的な調査をしたときに、1968年アルジェ大学でマムリに師事したことから、彼の人類学・先史学民族誌学研究所を介して調査許可得たという。 マムリは1978年まで独自にフィールドワークを行う一方で人類学先史学民族誌学研究所アルジェリア人の若手研究者を積極的に採用するなどして、若手研究者・後継者養成尽力した。主にカリビー地方同じく北部グララフランス語版)のベルベル口承文学民族音楽学民族史フランス語版)を中心に調査進め音声言語であるベルベル語カビール語)の文字起こしをし、ベルベル語による初のベルベル語文法書執筆しフランス語・タマジグ語辞典フランス語トゥアレグ語辞典編纂した口承文学紹介では、カビール語古詩やシ・モハンド・ウ・ムハンド(Si Mohand Ou Mhand、1848-1905年頃)の「イセフラ(isefra)」(ベルベル文学定型詩一つアセフル(asefru)の複数形)のベルベル語フランス語対訳や、カリビー地方ベルベル人物語集(児童文学作品)、ベルベル言語圏民族音楽国際連合教育科学文化機関ユネスコ)の無形文化遺産)である「グララのアヘリル」に関する著書発表した著書参照)。

※この「ベルベル(タマジグ)言語・文化研究」の解説は、「ムールード・マムリ」の解説の一部です。
「ベルベル(タマジグ)言語・文化研究」を含む「ムールード・マムリ」の記事については、「ムールード・マムリ」の概要を参照ください。

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