高等教育課程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/09/24 02:42 UTC 版)
「ニュージーランドの教育」の記事における「高等教育課程」の解説
Universities Polytechnichs Colleges of Education(Teacher's Colleges) 高等学校卒業者の4割程度が高等教育機関へ進学する。一般的に高等教育機関への入学審査は『The National Certificate of Educational Achievement(NCEA)Level3』の評価により決定する(一部の教育機関の特定学科ではLevel2の評価基準による進学も可能)。NCEAは2004年に『The New Zealand University Bursary』から改定された学力審査基準および資格審査基準である。 ニュージーランドの大学は全国に8大学あり、すべて国立大学として設置されている。各大学は以下の通り。 オークランド大学(オークランド) オークランド工科大学(オークランド) ワイカト大学(ハミルトン) マッセー大学(パーマストンノース) ヴィクトリア大学ウェリントン(ウェリントン) カンタベリー大学(クライストチャーチ) リンカーン大学(リンカーン) オタゴ大学(ダニーデン) 大学 学士課程、修士課程、博士課程による教育課程が構成されている。その他、Diploma(ディプロマ)、Certificate(サーティフィケート)と呼ばれる半年から2年程度の修学期間によるコースを含む短期間コースも設置されている。 一般的に学士課程では3年~4年、修士課程では2年、博士課程では3年の修学課程を構成している。 大学運営の最高責任者は、“Vice-Chancellor”(ヴァイス・チャンセラー、学長)。日本語では「副総長」と訳されるが訳としては「学長」が正しく副総長は誤訳。「副総長」にあたる役職は“Pro-Chancellor”(プロ・チャンセラー)である。Chancellor(チャンセラー)は総長を意味する名誉職であり、議事運営を監視する議長職を務めるのが通例であり、大学運営に直接関与することはない。総長には地元の名士や大学へ貢献した人物が起用されることが多い。 ポリテクニック 教育大学 その他 学士課程には25歳以上の成人学生も多く在籍する。働きながら、または、育児をしながら高等教育を受ける学生をパートタイム学生と呼び、高等教育機関での勉学に専念する学生のことをフルタイム学生と呼ぶ。 高等教育機関では託児所を併設しており、学生、教職員が子供を預けながら就学、就業できる体制が整えられている。 飛び級制度が存在するため、特別な能力をもつ生徒・学生への特別な配慮が存在する。 一部の大学では通信教育課程を設置しており、経営管理修士課程(MBA)を含む大学院課程の学位を取得する者も存在する。 1980年代後半から、大学、ポリテクニックでは留学生の受け入れに積極的な姿勢を見せ、現在では外国人留学生も多く在籍している。しかし現状ではIELTSやTOEFLなどの英語試験の成績が優秀でも留年や中途退学する外国人留学生が増加傾向にあるため、入学審査に面接試験や口頭試験を実施する高等教育機関が増加傾向にある。 表・話・編・歴 オセアニアの教育 (関連カテゴリ:Category:大陸別の教育/Category:各国の教育) 大陸部 オーストラリア ポリネシア キリバス | サモア | ツバル | トンガ | ニュージーランド ミクロネシア ナウル | パラオ | マーシャル諸島 | ミクロネシア連邦 メラネシア ソロモン諸島 | バヌアツ | パプアニューギニア | フィジー
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