ハシバミとは? わかりやすく解説

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はしばみ【×榛】

読み方:はしばみ

カバノキ科落葉低木日当たりのよい地に生え、高さ約5メートル達する。円形で先がとがり、縁に不規則なぎざぎざがある。3月ごろより先に黄褐色の尾状の雄花穂と紅色雌花とがつく。実はどんぐり状で、葉状総苞(そうほう)に包まれ食用。《 実=秋 花=春》

榛の画像
撮影おくやまひさし

はし‐ばみ【端食み】

読み方:はしばみ

板の木口取り付ける幅の狭い木。木口隠し反り合わせ目のはがれを防ぐためのもの。はしばめ。


波自波弥

読み方:ハシバミ(hashibami)

カバノキ科落葉低木園芸植物薬用植物


読み方:ハシバミ(hashibami)

カバノキ科落葉灌木


ハシバミ


読み方:ハシバミ(hashibami)

カバノキ科落葉低木園芸植物薬用植物

学名 Corylus heterophylla var.thunbergii


榛子

読み方:ハシバミ(hashibami)

カバノキ科落葉低木園芸植物薬用植物

学名 Corylus heterophylla var.thunbergii


波之波美

読み方:ハシバミ(hashibami)

カバノキ科落葉低木園芸植物薬用植物

学名 Corylus heterophylla var.thunbergii


波止波美

読み方:ハシバミ(hashibami)

カバノキ科落葉低木園芸植物薬用植物

学名 Corylus heterophylla var.thunbergii


波自波弥

読み方:ハシバミ(hashibami)

カバノキ科落葉低木園芸植物薬用植物

学名 Corylus heterophylla var.thunbergii


葉柴実

読み方:ハシバミ(hashibami)

カバノキ科落葉低木園芸植物薬用植物

学名 Corylus heterophylla var.thunbergii


蓁栗

読み方:ハシバミ(hashibami)

カバノキ科落葉低木。実は食用となる

季節

分類 植物


橋場美

読み方:ハシバミ(hashibami)

所在 茨城県小美玉市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

ハシバミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/04 15:13 UTC 版)

ハシバミ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ブナ目 Fagales
: カバノキ科 Betulaceae
: ハシバミ属 Corylus
: ハシバミ
C. heterophylla(広義)
変種 : ハシバミ
C. h. var. thunbergii
学名
標準: Corylus heterophylla Fisch. ex Besser var. thunbergii Blume (1850)[1]

広義: Corylus heterophylla Fisch. ex Besser (1831)[2]

シノニム
和名
ハシバミ
英名
Asian Hazel

ハシバミ(榛[4]学名Corylus heterophylla var. thunbergii英語名:Asian Hazel)は、ブナ目カバノキ科ハシバミ属に分類される被子植物の一種である、落葉低木和名は、葉にしわがあるので「ハシワミ」の転訛したものといわれている[5]

分布・生育地

ロシア沿海地方から東アジア北東部の全域、詳しくは、ウスリー川流域(ロシア沿海地方)、および、アムール川流域(中国東北部を含む)から中国陝西省にかけての地域、ならびに朝鮮半島日本列島北海道本州四国九州)に分布する[6]。山地や丘陵の日当たりのよい林縁などに自生する[6][4]

形態と生態

落葉広葉樹低木[6]、樹高は1 - 5メートル (m) になり、成木でも幹は細い[5][4]。株立ちになることが多い。

樹皮は、灰褐色で浅い裂け目が入る[4]。ごく若い樹皮では皮目が多い[4]。若い枝には毛がある[4]

互生し、葉身は長さ6 - 12センチメートル (cm) [6]、幅5 - 12 cmぐらいの広卵形から円形で[5]、丸くて硬くザラザラしている。葉縁には不揃いな重鋸歯がある[6]。先端は急に尖って、若い葉の中心部が赤茶色になっていることがある。

花期は初春から春(3 - 4月ごろ)で、雌雄同株[6]。春に葉が展開するよりも先に開花する[5]雄花は黄褐色で、尾状花序が枝の上部の葉のわきから穂のように垂れ下がり、長さ3 - 7 cmほどある[6]。雌花序は数個つき、雌花は芽鱗に包まれたまま開花して赤い柱頭が突き出ていて目立つ[6][5]

果期は9 - 10月[5]果実堅果で、大きさは直径約1.5 cmの球形で、葉状の総苞に包まれている[6][5]。実は食用にできるが[6]、世界的に流通しているヘーゼルナッツは本種の同属異種にあたるセイヨウハシバミ(西洋榛)である[7]

冬芽は雄花序以外は鱗芽で、やや平たい倒卵形で、仮頂芽と互生する側芽があり、8 - 10枚の芽鱗に包まれている[4]。雄花序は裸芽で、赤味を帯びたくすんだ色で円柱形をしており、枝先に2 - 6個ぶら下がってつく[4]。雄花序の冬芽はツノハシバミに似るが、ハシバミの方が数がより多い[4]。側芽のわきにある葉痕は半円形で、維管束痕が5 - 7個つく[4]

利用

果実は食用になり、植栽として庭などにも植えられる[5]

文化的特徴

古くは占い棒として使われていた。また、英国では、この木の枝と葉で冠を作り頭に乗せると、幸運が訪れると信じられている[8]

日本の伝統的色名の一つ「榛色(はしばみいろ)」は、セイヨウハシバミの実(ヘーゼルナッツ)の色に由来している。

近縁種

日本でハシバミとよばれる植物には、オオハシバミ(Corylus heterophylla var. heterophylla)、ツノハシバミCorylus sieboldiana var. sieboldiana)、ハシバミ(本種)などがあり、世界にはセイヨウハシバミCorylus avellana)、アメリカハシバミ(Corylus americana)、それの中間種とされるフィルバートとよばれるものがある[7]

この中ではツノハシバミが外見上の特徴として、果実を包む総苞が筒状に長く角のように伸びているので、よく区別される[7]。ハシバミはオオハシバミの変種で、その果実からシバグリ(柴栗)の名を与えられている[7]

脚注

  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Corylus heterophylla Fisch. ex Besser var. thunbergii Blume ハシバミ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月9日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Corylus heterophylla Fisch. ex Besser ハシバミ(広義)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月9日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Corylus heterophylla Fisch. ex Besser var. japonica Koidz.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月9日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 136.
  5. ^ a b c d e f g h 西田尚道監修 学習研究社編 2009, p. 139.
  6. ^ a b c d e f g h i j 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 229.
  7. ^ a b c d 辻井達一 1995, p. 94.
  8. ^ 瀧井康勝『366日誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、283頁。 

参考文献

関連項目


ハシバミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 05:49 UTC 版)

こそあどの森の物語」の記事における「ハシバミ」の解説

6巻登場太古の世界から時間越えてこそあどにやってきた女の子

※この「ハシバミ」の解説は、「こそあどの森の物語」の解説の一部です。
「ハシバミ」を含む「こそあどの森の物語」の記事については、「こそあどの森の物語」の概要を参照ください。

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ハシバミ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/18 12:46 UTC 版)

名詞

ハシバミ

  1. ブナ目カバノキ科ハシバミ属属す落葉低木一種学名:Corylus heterophylla

「ハシバミ」の例文・使い方・用例・文例

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