ハクナマタタ
「ハクナマタタ」とは・「ハクナマタタ」の意味
「ハクナマタタ」とは、主に「なんとかなるさ」「くよくよするな」「気楽に行こう」「問題ない」といった意味の表現である。「ハクナマタタ」はケニア・タンザニアなどの公用語スワヒリ語が由来である。現地の言葉として使用される他、ケニアの人気ポップソング「ジャンボ・ブワナ」の歌詞は「ハクナマタタ」を何度も繰り返す。1982年にリリースされたこの曲は世界的に人気となり、「ハクナマタタ」の認知度を上げた。そして1994年に公開されたディズニーのアニメ映画「ライオンキング」の登場人物が、「ハクナマタタ」というフレーズを幾度も使用した。「ライオンキング」は全世界で10億ドル以上の興行収入を誇る大ヒット作品であったことから、世界的に「ハクナマタタ」を定着させた。日本も例外ではなく、現在では「ハクナマタタ」単体でその意味が通じる。また「ハクナマタタ」は様々な作品や歌詞に見られるようになっている。代表例として、韓国のアイドルグループ「BTS」が2014年にリリースした「BOY IN LUV(日本語バージョン)」の歌詞の中に「ハクナマタタ」がある。
「ハクナマタタ」の語源・由来
「ハクナマタタ」はスワヒリ語で「hakuna matata」と表記する。発音はカタカナでほぼ日本語と同じ「ハクナマタタ」である。「hakuna」は「何もない」、「matata」は「問題」を意味する。「hakuna matata」で「問題ない」「心配ない」という意味になる。「ハクナマタタ」の類語
「ハクナマタタ」の類語として「ケセラセラ」が挙げられる。「ケセラセラ」は1956年にリリースされた「ドリス・デイ」の楽曲で、「なるようになる」「成り行きに任せる」といった意味を表す。他に「何とかなるさ」という意味を持つ沖縄方言「なんくるないさー」や、「くよくよしても仕方がない」という意味を持つことわざ「明日は明日の風が吹く」、「良い時もあれば悪い時もある」という意味を持つことわざ「沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり」が類語としてある。「ハクナマタタ(ライオンキング)」とは
「ハクナマタタ(ライオンキング)」とは、1994年に公開されたディズニーのアニメ映画「ライオンキング」の挿入歌、および登場人物のセリフである。作品の中盤において、父親を殺され故郷を追い出されたライオンのシンバは、砂漠でミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァに出会う。絶望の淵に立たされたシンバを元気づけるためにティモンが言ったセリフが「ハクナマタタ」である。くよくよせずに悩まずに生きることを説かれたシンバは立派なライオンに成長することとなる。またこの時流れる挿入歌のタイトルが「ハクナマタタ」である。この挿入歌はエルトン・ジョンが作曲し、チーム・ライスが作詞した。また1994年度アカデミー歌曲賞にもノミネートされた。歌詞の日本語訳には繰り返し「ハクナマタタ」が出てくる。また「ライオンキング」の続編として作られた「ライオンキング3」のサブタイトルが、「ハクナマタタ」でもある。「ライオンキング3」の冒頭で、仲間から除け者にされたティモンは家族の元を離れ旅に出る。そこでヒヒのラフィキに「ハクナマタタ」を教わる。そして物語が進むにつれ、本当の「ハクナマタタ」とは仲間がいてこそ成立するものだということをティモンは知ることとなる。
「ハクナマタタ」の使い方・例文
「ハクナマタタ」を用いた例文は以下の通りである。・ハクナマタタで何事も乗り切ろうと思う。
・ハクナマタタと言えば全て許されると考えてはいけません。
・暖かい地域に住む人たちはハクナマタタの精神が根付いている。
・「ライオンキング3ハクナマタタ」は優れたアニメ作品の1つである。
「ハクナマタタ」の英訳
「ハクナマタタ」を英訳すると、「no problem(問題ない)」「No worries(心配いらない)」「take it easy(気楽に行こう)」といった表現になる。ハクナ・マタタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/22 23:38 UTC 版)

ハクナ・マタタ (スワヒリ語: Hakuna matata) は、文字通り訳すれば「問題ない」という意味である。この表現はライオンキングアニメーションにも使用されている。スワヒリ語でHakunaは「ない」、Matataは「問題」という意味である。また、ハクナ・マタタはライオンキングでミーアキャットのティモンが喋った言葉である。
音楽
ジャンボ・ブワナ(スワヒリ語)
1982年に、ケニアホテルバンドThem Mushroomsがジャンボ・ブワナ(英: Jambo Bwana; 意味: Hello Mister)という名前の曲を公開した。また、この曲は世界的な歌になった。
この曲はバンドを担当するテディー・カランダ・ハリソン(Teddy Kalanda Harrison)が作詞し、「ハクナ・マタタ」というフレーズを繰り返す。
ジャンボ - ハクナ・マタタ (英語)
一年が経ち、ドイツのグループBoney M.はジャンボ - を発表した。 Liz Mitchellはこの曲の声を提供し、 Reggie Tsiboe 、 Frank Farian Cathy Bartney、 Madeleine Davis 、 Judy Cheeksが支持した。このシングル音楽はグループの7番目の無題アルバムに含まれ、1983年秋に発売される計画だった。しかし、ドイツのチャートで48位を記録し、成績が良くないとシングルはアルバムに含めなかった。その後、この曲を再び作業し、1984年5月にTen Thousand Lightyearsを発売する際に含めた。
《ライオンキング》サウンドトラック
1994年にアメリカのアニメライオンキングが国際的な認知度を持つようになった。ミーアキャットのティモンとイノシシのプンバアがシンバというライオンの主人公に苦しんだ過去のことを忘れて、現在だけ充実しなければならないという教訓を教えて励ましている。このサウンドトラックの残りの部分は、エルトン・ジョンが作曲し、チーム・ライスが作詞した1995年アカデミー賞でAcademy Award for Best Original Song賞に乗って有名になり、その後アメリカ映画協会が99番目の最高の曲に選ばれた。 [1]
脚注
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