トーマス・P・スタフォードとは? わかりやすく解説

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トーマス・P・スタフォード

分類:宇宙飛行士


名前:トーマス・P・スタフォード(Thomas P. Stafford)
性別:男
国名:アメリカ
生年月日:1930年9月17日(オクラホマ州ウェザーフォード)
所属宇宙機関:アメリカ空軍(USAF)
飛行実績:ジェミニ計画(ジェミニ6-A号/ジェミニ9-A号/タイタンII)、アポロ計画(アポロ10号/サターンV)、アポロ−ソユーズテスト計画(アポロ/サターンIB)

トーマス・P・スタフォードは、アメリカ海軍士官学校理学士取得したのち、1965年12月15日ジェミニ6号で、初め宇宙へ行きました。この飛行では数多くトラブル乗り越えジェミニ7号とのランデブー成功しましたその後ジェミニ9号アポロ10号経て1975年アポロ−ソユーズテスト計画参加しました。この計画は、アメリカソビエト間の緊張緩和されつつあるなかで実行された、初の国際的な宇宙飛行となりました。この飛行は、宇宙での有人飛行安全性を増すため、また、将来両国共同科学実験をおこなえるように、アポロ号とソユーズ号をドッキングさせることを目的としていました
これらの宇宙飛行終えその後、彼は空軍退役。現在バージニア州アレクサンドリアにあるスタフォードバークヘッカー社の副会長務めてます。

1.同じロケット衛星乗った宇宙飛行士はいるの?
1965年12月ジェミニ6号ではウォルター・M・シラー同乗翌年1966年6月ジェミニ9号にはユージン・サーナン1969年5月アポロ10号ジョン・W・ヤングユージン・サーナン同乗1975年7月アポロ-ソユーズテスト計画では、アポロスタフォードドナルド・スレイトン、バンズ・ブランドが搭乗しドッキングしたソユーズには、ソビエトアレクセイ・レオーノフとクレリイ・クバソフが搭乗していました

2.宇宙どのようなことをおこない、どんなことに成功しているの?
ジェミニ6号は、1965年12月15日に、ジェミニ7号を追うかたちで打ち上げられました。ジェミニ6号地球軌道上でジェミニ7号ランデブーおこない、30cmにまで近づくことに成功翌日12月16日帰還しました。
1966年6月3日出発したジェミニ9号では、サーナンによって宇宙船活動おこなわれました。当時作業用装備での船外活動は、かなりの体力を必要とするものでした。ジェミニ9号は、6月6日目標からわずか0.7Kmのところに着水してます。
初め月着陸船月軌道回ったのは、1969年5月18日から26日までのアポロ10号でのことでした。スタフォードらは月面まで14.3Kmのところに近づくことができました。この飛行結果が、次のアポロ11号月面着陸計画生かされました。
アメリカ-ソビエト初の共同計画アポロ−ソユーズテスト計画は、1975年7月15日から24日までの間、実行されました。宇宙での救援活動、また共同実験可能にするため、アポロ号とソユーズ号がドッキングできるように、新しシステム開発され宇宙空間テストされました。7月17日ドッキングは無事成功し両国宇宙飛行士相手側の宇宙船入り実験おこないました。

ドッキングしたアポロとソユーズ。写真はアポロ・ドッキングモジュールからソユーズ軌道モジュールに続く昇降口部分。正面がスタフォード。手前のカメラを持っているのが、ソ連の宇宙飛行士アレクセイ・A・レオノフ
ドッキングしたアポロソユーズ写真はアポロ・ドッキングモジュールからソユーズ軌道モジュールに続く昇降口部分正面スタフォード手前カメラ持っているのが、ソ連宇宙飛行士アレクセイ・A・レオノフ

3.どれくらい時間宇宙飛んでいるの?
ジェミニ6号では25時51分、ジェミニ9号72時間21分、アポロ10号では192時間4分、アポロソユーズ計画では217時間28分でした。

参考文献:的川泰宣飛びだせ宇宙へ岩波ジュニア新書、「日本世界宇宙ロケット衛星カタログ成美堂出版宇宙開発事業団・編「新版宇宙飛行士になるための本」同文書陰ケネス・W・ガトランドほか/佐貫亦男日本語監修世界宇宙開発旺文社




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