テレビ版『心のともしび』
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「心のともしび」の記事における「テレビ版『心のともしび』」の解説
読売新聞社社主である正力松太郎とその長男の正力亨(当時読売ジャイアンツオーナー)の理解と支援を得て、1966年10月より日本テレビ放送網の制作・配信により、週末早朝の15分枠で放送開始。 オープニングは蝋燭の映像に、ハヤット神父の肉声による「暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう」の運動スローガンが被るものだったが、途中から女性ナレーターの声に変更されたり、字幕スーパーだけだったりした時期もある。 司会は三國一朗→近藤雅廣(レデンプトール会司祭)→末盛千枝子(出版社代表)・村田望(声楽家)→塚田若乃(女優、1994年~1998年3月)。 スタジオに信徒を招いて、信仰譚を語らせる対談形式が主。初期には番組後半にハヤット、マクドナル両神父らが登場し、説教するコーナーが設けられていた。 1972年 ローマ教皇庁でパウロ6世の世界初の単独謁見番組を制作。 1981年 ヨハネ・パウロ2世来日に伴い、特別番組『ヤング&ホープ』を制作。『木曜スペシャル』枠で放送。司会は徳光和夫(当時、日本テレビアナウンサー)とカトリック信者であるアグネス・チャンが務めた。教皇を出迎えたハヤット神父は、抱擁され永年の功徳を讃えられる。 1998年4月以降、山梨放送に制作が表面的に移り、日本テレビでは放送終了。NNN系列局では、静岡第一テレビ(開局前はテレビ静岡で放送)、テレビ金沢(開局前は石川テレビで放送)、中京テレビ放送、日本海テレビジョン放送、広島テレビ放送(4局化時に広島ホームテレビから移行)が、未ネットもしくは打ち切り。 2001年以降は、BS日テレとNNN系列の若干局、東京MXテレビ、テレビ神奈川、京都放送、TVQ九州放送、琉球放送(JNN)、スカイ・A、楽天TVで放送。 2006年3月、「キー局未放送によって全信徒の7割が視聴不能な状況にあり、放送の意味を見出すことが困難になった」と悲嘆する声明を出しいったん終了。同年7月に、スカイ・A『心の時間』の土曜日枠で、東本願寺と入れ替わりに『心のともしび運動本部』の団体名で復活した(火曜日枠は『比叡の光』=共にKBS京都制作)。 2019年11月30日の放送を以ってテレビ版は終了(但し番組表に(終)マークはなかった)。地上波時代から数えて53年間1ヶ月の放送にピリオドを打った。
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