テレビ版との差異
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 04:12 UTC 版)
「小説 ウルトラマン」の記事における「テレビ版との差異」の解説
本書では、テレビ版では不明瞭だった描写が明らかにされているのみならず、設定上の差異も多い。以下に例を挙げる。 テレビ版では「ウルトラマンの太陽エネルギーは地球上では急激に消耗する」という設定だったのに対し、小説では太陽エネルギーではなく光の国のエネルギーが力の源とされている。 変身する際に焚かれるフラッシュビームは、3分間の活動に値するエネルギーしか作ることが出来ない。 カラータイマーが青を保っているのは3分間で、それを過ぎると黄色に変わり、暫くすると赤くなって点滅を始めるとされており、実際は3分以上戦っても若干大丈夫とされている。 また、本作品においては、スペシウム光線ではなく八つ裂き光輪こそがウルトラマン最強の必殺技という設定で、「この八つ裂き光輪は如何なる宇宙人や怪獣といえども、全く防ぐことが出来ないという恐ろしい武器だったので、ウルトラマンは使うことを控えに控えてきたのだ」と文中で言及されており、想像を絶するほどの威力を秘めていることを窺わせる。 その他、テレビ版では運命の成り行きであるかのような形で物語を運んでいるのに対し、小説版においては前半部は主にハヤタのウルトラマンとしての自分と人間としての自分の間で葛藤を抱きながら、力の限り怪獣たちに挑んでいく形で進行し、後半部からはいつウルトラマンが倒されるとも限らないような緊迫感を湧かせるサスペンス的な形で物語が進んでいくという特色がある。
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