ダイナボット / Dinobots
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 06:01 UTC 版)
「トランスフォーマー/ロストエイジ」の記事における「ダイナボット / Dinobots」の解説
オートボット、ディセプティコンのどちらにも属さず、戦いによる勝利と自分たちの自由を求め、自分たちを支配・使役しようとする者たちを嫌う伝説の騎士たち。全員が鎧騎士風のロボットモードを持つが、恐竜の姿で戦うことが多い。橋を封鎖した際にガルバトロンらが手を出さずにいるなど、ディセプティコンからもその力を認識されている。グリムロックなどはオプティマス・プライムを遥かに上回る巨躯を持つ。恐竜ならではのパワー、巨体ながらも高い機動性やジャンプ力、高速で中国を縦断するスピードで香港で決起した数十体のディセプティコン軍団を瞬く間に殲滅し、ガルヴァトロンも手も足も出ず撤退するしか無かった程。ラフファイトだけでなくオートボットたちとのハイレベルなコンビネーションも可能。 出自については明確に描かれなかったが6500万年前に「創造主」が地球の生命体を金属生命体に進化させたという語りや、「伝説の存在」である事から「創造主」が引き起こした恐竜大絶滅との関連が示唆されている。初代シリーズに登場したダイノボットがモデルであるが、本作ではより原語版の発音に近い「ダイナボット」の名称が用いられている。劇中に登場したのは下記の4体のみで、他にもヴェロキラプトルに変形する暗殺兵スラッシュ(Slash)、ステゴサウルスに変形するスナール(Snarl)、ブラキオサウルスに変形するスロッグ(Slog)、そのほかパラサウロロフス型の個体の登場が予定されていた。 グリムロック / Grimlock ダイナボットのリーダー格で、他のダイナボットたちは彼の意向に従順。ドラゴンを彷彿とさせる角を生やしたティラノサウルスに変形する。 オプティマスの指揮下に入る条件として力試しを挑んだ。プライドが高いが力ある存在には素直に協力する。 武器はこれまでのシリーズと異なりメイス「ドラゴントゥースメイス」を使う。拳をモーニングスター状に変形することもできる。恐竜の姿では噛み付いたり尾で貫いたり、火を吐くという戦闘スタイルで戦う。 ティラノサウルス時の体高は35フィート(約10.5m)。 スコーン / Scorn 帆の代わりに背中に無数の棘が生えたスピノサウルスに変形する。グリムロックよりも大柄で、スロッグが未登場の本作では最大のダイナボット。ロボットモード時の武器は剣「スクラップメーカーソード」で、左腕全体が尾が変形した鞭のような形状になる。恐竜の姿ではバク転しながら背中の刺で敵を貫くなど、自身の身体的特徴を活かした荒っぽい戦闘のほか、グリムロックらとのコンビネーションでの戦法を得意とする。 劇中ではクロスヘアーズに搭乗され、彼から「トゲトゲ(Spike)」の愛称で呼ばれる。変形パターンは過去に発売された『ビーストウォーズ』のビーストメガトロンに酷似している。 スラッグ / Slug 獣脚類や猪のような顔つきのトリケラトプスに変形する。大柄だが、戦闘機を撃墜して銃器だけ奪い取るなどかなりの戦闘技術と運動性能を誇る。ランクは4。「…を破壊しろ」という命令にだけは嬉々として従う。ロボットモード時の武器は双剣「トレイルカッターソード」。設定ではグリムロック同様、口内に火炎放射器も備える。コンセプトアートではモーニングスターも武器としていた。 劇中ではドリフトに搭乗される。 ストレイフ / Strafe ダイナボット唯一の航空戦力で、双頭の翼竜に変形する。ダイナボットの中では比較的温厚で、ひとたび戦いが終われば人懐っこいとされる。ランクは5。ロボットモード時の武器は双剣とボウガン「ブリッツウィングボウ」。 劇中ではバンブルビーやクロスヘアーズに搭乗されて、ロックダウンたちの飛行艇やスティンガー相手に空中戦を繰り広げる。 初期のコンセプトアートではロボットモードも双頭になっていた。玩具などでは変形した姿はプテラノドンとされているが、長い尾や歯のある顎など、どちらかといえばランフォリンクス系統の翼竜に近い姿をしている。 モチーフはプテラノドンに変形していた初代シリーズのスワープだが、名前は初代シリーズでグリムロックが作り上げたテックボットの一人から。初期の段階では名前が異なっていた。 以下は玩具やコンセプトアートで存在が確認できるものの、作中未登場のダイナボットである。それぞれ、玩具以外でのロボットモードなどは公開されていない。 スラッシュ / Slash モチーフのヴェロキラプトルの特性を最大限に活かした潜入・奇襲・暗殺などのスペシャリスト。牙や爪のほか、双鎌「サイバーサイス」などサイバトロンで製造された刀剣を全身に装備する。 スコーンと共に、多数のスラッシュたちが突撃兵として香港での戦いで活躍する予定だった。 本作のために用意されたダイナボッツ中でも、スラッシュのみが「Construct-Bots」時とは異なる頭部の意匠を持つ。 コミック版『How To Ride Your Dinobot』ではハウンドに搭乗された。 スナール / Snarl ステゴサウルスに変形する戦闘兵で、戦闘中のスリルを唯一の幸せとする。 玩具は蛍光色のグリーンになっている。 スロッグ / Slog 最大の体躯を誇るダイナボットで、ブラキオサウルスに変形する。ダイナボットの中でも一番知力が低く鈍重だが、圧倒的な体躯とパワーでそれらを補っている。そのため仲間たちも最初に正しい方向を教えさえすれば、彼が道を切り開いてくれると信じている。 玩具では、ドリルのようなランスやキャノン砲を複数構える。 モチーフはブロントサウルスに変形していた初代作品のスラージである。
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